ヤマト×佐川が共同配送、上高地で開始へ CO2排出量を3割削減

上高地
上高地全 3 枚

ヤマト運輸と佐川急便は、長野県松本市安曇上高地、安曇乗鞍、安曇白骨の各地域で共同配送を4月16日から開始する。同事業は長野県初の物流総合効率化法認定事業となる。

長野県松本市安曇上高地は、国立公園内でのマイカー規制を実施するなど、環境配慮の先進地域。トラック配送によるCO2の排出も環境負荷軽減の観点から大きな課題となっていたほか、労働人口減少による配送ネットワーク維持も課題となっている。こうした地域の課題解決にむけて両社で検討を重ねた結果、今回宅配荷物の共同配送を開始することとなった。

共同配送では、対象地域への佐川急便松本営業所が配達を請け負っている荷物をヤマト運輸松本今井センターへ引き渡し、ヤマト運輸が両社の対象地域への荷物を集約して配達する。佐川急便に依頼された集荷については、ヤマト運輸が集約して実施。集荷した荷物を佐川急便がヤマト運輸で回収し、発送する。

これにより1日当たりの両社の合計走行距離は635kmから28%減の458kmに削減。走行距離、積載重量から試算したCO2排出削減量は年間で32.8トン、削減率は34%となる見込みだ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  4. 【マツダ CX-60 MHEV 新型試乗】買い時とグレードのチョイスに迷う存在…中村孝仁
  5. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る