[カーオーディオ“チョイスのキモ”]メインユニット AV一体型ナビ 選びのコツ その4

「タイムアライメント機能」を備えた「AV一体型ナビ」の一例(ケンウッド)。
「タイムアライメント機能」を備えた「AV一体型ナビ」の一例(ケンウッド)。全 1 枚

“モノ選び”のところからカーオーディオライフを満喫していただくべく、製品選定の“キモ”を紹介している当コーナー。現在は「AV一体型ナビ」選びの“コツ”を紹介している。当回も、「カーオーディオメインユニットとして」という観点で選ぶ際のポイントを解説していく。

さて、今回クローズアップするのは「タイムアライメント機能」だ。なお、当機能はメーカーによって機能名が異なっている場合がある。それもあり、カタログやメーカーのHPをチェックしても、搭載されているかどうかが分かりづらい場合もある。もしもそうだったとしたら、売り場で実機を触ってみた方が手っ取り早いかもしれない。各機のサウンドチューニングの設定画面を呼び出してその中の機能を確認し、「リスナーからスピーカーまでの距離を入力する画面」が見つけ出せれば、それが「タイムアライメント機能」だ。

続いては、当機能がどのような働きをするのかを説明していこう。ひと言で言うなら以下のとおりだ。「すべてのスピーカーから等距離の場所にいるかのような状況を作り出せる機能」だ。カーオーディオでは、リスニングポジションが左右のどちらかに片寄ってしまう。結果、各スピーカーから発せられる音の到達タイミングがずれる。しかし当機能を駆使すると、その補正が可能となる。自分からスピーカーまでの距離を入力すると、近くにあるスピーカーの発音タイミングに遅延がかかる。結果、すべてのスピーカーから発せられる音の到達タイミングが統一される、というわけなのだ。

なお、「タイムアライメント機能」が搭載されていたとしても、それが簡易的なタイプである場合も結構多い。そうであると、もしもフロントスピーカーが“セパレート2ウェイスピーカー”だったとしても、ツイーターとミッドウーファーの個別制御は行えない。右のツイーターとミッドウーファーを1つのスピーカーとして、左のツイーターとミッドウーファーを1つのスピーカーとして扱うこととなる。なので、ある程度“ざっくり”とした運用にはなってしまう。

しかし、それでも当機能が搭載されているかいないかの違いは大きい。なのでもしも、より高度なサウンド制御が行える機種が欲しいと思ったら、「タイムアライメント機能」の有り無しの確認も、抜かりなく行おう。ただし当機能が搭載されている機種は、上級機である場合がほとんどだ。つまり価格もある程度は上がってくる。そこのところはご覚悟を。

今回はここまでとさせていただく。次回は、高機能な「AV一体型ナビ」の代表機種について解説していく。お楽しみに。

「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part3・メインユニット編 その11 「AV一体型ナビ」選びのコツとは? lV

《太田祥三》

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