ボッシュ、電動化に投資…高効率の内燃機関への投資も継続

ボッシュのパワートレイン戦略のイメージ
ボッシュのパワートレイン戦略のイメージ全 1 枚

ボッシュ(Bosch)は、ドイツ・アイゼナッハとヒルデスハイムの両工場での電動パワートレインシステムの生産に、約1億ユーロを投資すると発表した。

ボッシュは、eモビリティのマーケットリーダーを目指している。そのため、製品ポートフォリオの電動化を、よりいっそう加速させている。

その一方、ボッシュは高効率の内燃機関への投資を継続していく。ボッシュの市場調査では、ハイブリッドオプションの有無にかかわらず、2030年に新規登録される自動車の3台に2台は、ディーゼルまたはガソリンで走行すると見込んでいる。

すでに独自試験で証明された通り、ボッシュの新しい排気技術により、ディーゼルエンジンのNOx排出量は、ほぼゼロになった。また、ボッシュはガソリンエンジンを体系的に改良している。すでにエンジンの改良や排ガス処理の効率化により、粒子状物質の排出量をEuro 6d Temp基準の約70%以下まで削減している。

さらに、ボッシュは、既に市場に存在している車両のCO2排出量削減に向けて、再生可能燃料にも取り組んでいる。再生可能合成燃料によって、燃焼プロセスをカーボンニュートラルにすることが可能になるという。ボッシュによると、自動車業界の危機的状況においては、CO2規制を強化するのではなく、このような再生可能合成燃料によって自動車による排出を相殺するほうが、理にかなっているという。

ボッシュは、テクノロジーニュートラルなパワートレインの開発を追求していく。同社取締役会のフォルクマル・デナー会長は、「近い将来、クライメートアクションへの取り組みが強化されるにつれ、電気的ソリューションは、これまで支配的だった燃焼ソリューションの補完に限定されるだろう」と語っている。

《森脇稔》

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