最近話題、カーリースのメリット・デメリット[マネーの達人]

最近話題の車のサブスク「カーリース」の仕組みと4つのメリット・デメリット
最近話題の車のサブスク「カーリース」の仕組みと4つのメリット・デメリット全 1 枚

車の利用法には「現金一括払い」や「ローン払い」、「カーシェアリング」などさまざまな手段が増えてきています。


そのなかでも新たな手段として注目されているのがカーリースです。

カーリースという言葉自体は聞いたことがあっても、実際のところその詳細を知らないといった人は多いのではないでしょうか。

カーリースは条件が合致すれば、他の方法よりもお得です。

そこで、今回はカーリースの概要や押さえておきたいポイントについてまとめてみました。


「カーリース」の注意点

カーリースとはどのようなシステムなのか


カーリースは、購入やレンタル、カーシェアリングでもありません。

端的に言えば、カーリースは車版のサブスクリプションサービスです。

サブスクリプションサービスとは、定額料金を支払うことで、音楽が聴き放題になったり、電子書籍が読み放題になったりなどのサービスを一定期間受けられることが保証されるシステムのことです。

近頃では、AmazonプライムビデオやNetflixなどの動画系サブスクリプションサービスも人気が高く、そのジャンルは多岐にわたります。

カーリースもこのシステムを利用したサービスの1つなのです。

私たち契約者が選んだ新車をリース会社が購入し、契約者は月々一定の使用料金をリース会社に支払うことによって、その車を自由に利用できるのです。

つまり、カーリースは「所有」するのではなく、「使用」する権利を得ることを意味するのです。

では、なぜ、いまこのカーリースのニーズが高まっているのでしょうか。

次でその魅力に迫っていきましょう。


オリックスのカーリースオンライン

≪画像元:ORIXカーリースオンライン≫

カーリースが選ばれる理由:4つのメリット


いまカーリースが人気を集めているのはなぜなのでしょうか。

その魅力であるメリットについて確認してみましょう。

メリット1. 期間中の税金や諸費用も全て込み


カーリースの最大の特徴の1つと言えるのが、車検や自動車税、メンテナンス費用、自賠責保険料など、車を維持するために必要な費用が毎月のリース料金に全て含まれていることです。

車を購入すると、車検は軽自動車でも5~10万円ほどです。

また、エンジンオイルやブレーキオイルの交換なども定期的に行う必要があり、維持するにはさまざまなコストがかかってしまいます。

このような費用も全てカーリース料金に含まれています。

つまり、「維持費に一体いくらかかってしまうのだろう…」といった心配は無用なのです。

家計のやりくりがスムーズにできる点は大きなメリットと言えます。

そのほか、税金を納める手間を省略できるのも、カーリースの利点です。

メリット2. 頭金不要なので資金が手元になくてもよい


車を購入するにあたって、1つのハードルとなるのが頭金などの初期費用です。

車は決して安い買い物ではないため、初期費用にはそれなりの金額を要することがほとんどです。

しかし、カーリースであれば頭金不要で、初月から固定の月額料金のみで新車に乗ることが可能です。

まとまった資金がない分、購入時における費用面でのハードルは低いと言えます。

メリット3. ディーラーとの面倒な交渉が不要


車の車種やグレードなど仕様が決まったら、その後の購入における交渉や調達はリース会社が代行してくれます。

そのため、契約者である私たちの値引き交渉や面倒な書類のやり取りを省略できます。

メリット4. 契約年数や契約満了後の選択肢が多い


カーリースの契約期間は自由に選択できます。

1か月~1年という短い期間から5年や9年など中長期にいたるまで期間はさまざまです。

また、契約満了の際には次のような選択肢があります。

・ 車を返却する

・ 車を買い取る

・ リース契約を継続する

・ 他の新車で再度リース契約する


と、選択肢が多いのもカーリースの特徴の1つです。

車を購入して次の車に買い替えるとなると、廃車や売買手続きを自身で行わなくてはなりません。

その手間を省略できるのです。

状況に合わせて柔軟に選択できる点は大きなメリットと言えます。

カーリースのデメリットや注意点



カーリースの デメリットや 注意点

たくさんの魅力があるカーリースですが、もちろんデメリットもあります。

デメリットにもしっかり目を向けて総合的に判断することが大切です。

参照:cosmo

デメリット1. 走行距離に制限がある


カーリースでは、契約する際にその車でどのくらいの距離を走行するのかあらかじめ上限設定(残価設定)を行います。

走行距離の上限はリース会社によって異なりますが、約500~2,000kmあたりが平均とされています。

走行距離が短いほど月額のリース料金は安くなるのが一般的です。

しかし、この上限を超過してしまうと、契約満了を迎えた際に「1kmあたり〇円」といったような形で違約金が発生してしまうので注意が必要です。

カーリース契約を結ぶ際には、走行距離がオーバーした際にどの程度の追加料金が徴収されるのかもしっかりとチェックしておきましょう。

デメリット2. 基本的に途中解約ができない


カーリースは契約満了まで一定の月額料金を支払う前提で契約を結んでいるため、一度契約をすると契約満了を迎えるまで途中解約することは基本的にはできません。

もしも途中で解約するのであれば、高額の損害金を支払わなければなりません。

たとえば、契約中に「家族が増えたので乗車人数の多いもう少し大きな車に乗り換えたいな…」といったケースもあることでしょう。

しかし、この場合においてもカーリースであれば途中解約となることから違約金が発生してしまいます。

数年先のライフスタイルの変更の可能性も見越して、車種や仕様を慎重に選ぶ必要があるのです。

デメリット3. 車のカスタマイズやドレスアップは禁止


先述したように車の所有者はリース会社です。

そのため、車をカスタマイズしたりドレスアップしたりすることは基本的にはNGと考えておくようにしましょう。

また、ボディーに傷をつけたり凹み部分があったりした場合にも、違約金を徴収されることがあります。

自身が購入した車であれば、「ちょっとした凹みや傷は気にならないのでそのままでもいいか」という選択肢もありますが、カーリースではささいな傷でも違約金の対象となるので注意が必要です。

デメリット4. 誰でもカーリースできるわけではない


カーリースは誰もが利用できるものではありません。

契約するにあたって支払い能力があるか否かの審査も行われます。

なかには審査基準がそれほど厳しくなく、アルバイトや無職であっても審査を通過するところもあるようです。

しかし、過去に債務整理や支払い遅延のある場合には審査を通らないケースもあることでしょう。

メリット・デメリットを理解したうえで検討を


車の走行距離がそれほど多くない人やまとまった資金が手元にない人、維持費や突発的な出費を避けたい人などにとっては、カーリースは相性のよい利用法と言えます。

一方、廃車になるまで車を長く利用したい人やキャッシュで買える余裕資金がある人、ライフスタイルの変化が大きい人にとっては不向きかもしれません。

ここで紹介した内容を踏まえて、カーリースについても検討してみてはいかがでしょうか。(執筆者:吉村 みき子)

最近話題の車のサブスク「カーリース」の仕組みと4つのメリット・デメリット

《吉村 みき子》

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