アウディのハッチバック『A3』新型の頂点に君臨する『RS3スポーツバック』市販型プロトタイプがニュルブルクリンクで高速テストを開始した。
キャッチしたプロトタイプは、カモフラージュも薄く、現行型と比較して、絞られたボンネットフードのキャラクターライン、より鋭さを増したヘッドライト、ワイドなハニカムメッシュグリル、縦に伸び、再設計されたコーナーエアインテークを装備するなど大きな進化がみられる。
またリアビューでは、スポーティなLEDテールライトを装備するほか、フロントフェンダー後部にはエアアウトレット、楕円形の中がさらに分割されたクワッドエキゾーストパイプも確認できる。またベースモデルよりワイド化されたフェンダーや大きなサイドスカートなどRSならではのエアロパーツも装着されている。
同系列グループながら、ライバルとなるVW『ゴルフ』も現在最強モデル「R」を開発しており、こちらは、2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載、最高出力は333psを発揮。「4モーション」AWDシステムとDSGデュアルクラッチATが組み合わされ、0-100km/h加速は4.6秒、最高速度は270km/hのハイパフォーマンスが予想される。またハイエンドバージョンでは400ps以上も噂されている。
アウディ RS3スポーツバック 新型プロトタイプ(スクープ写真)対するRS3スポーツバックでは、2.5リットル直列5気筒ガソリンエンジンを搭載。最高出力は現行型より20ps向上し420ps、最大トルク500Nmを発揮し、「パフォーマンス」バージョンでは、最大出力450psまで向上するという。どちらもデュアルクラッチオートマチックトランスミッション、及び4WDシステムのクワトロ、ドリフトモードなどを標準装備するとみられる。
新型コロナウィルスの影響により、ワールドプレミアは未確定だが、今年後半には、オンラインでのお披露目が期待できそうだ。
アウディ RS3スポーツバック 新型プロトタイプ(スクープ写真)