橋梁で実際に使用した部品付き…長野県の上田電鉄が異色の硬券セットを発売 6月13・14日

台風19号の影響で一部が損壊した当時の千曲川橋梁。2019年11月13日。
台風19号の影響で一部が損壊した当時の千曲川橋梁。2019年11月13日。全 2 枚

長野県の上田電鉄は6月13・14日、橋梁に使われている接合部品を付けた開業99周年硬券セットを発売する。

この部品は「リベット」と呼ばれるもので、溶接が発達する前、穴をあけて部材を接合する際に使われていた。

丸型の頭部とネジ部がない胴から構成されているものがよく見られ、鉄道車両では戦前の国鉄に登場した鋼製客車のオハ31系、それに続く初の20m級鋼製客車スハ32系、広窓のオハ35系などにも用いられていた。これらの車両には、側面に丸い突起のようなものが見えるが、それがリベットの頭だ。

今回発売される硬券セットのものは、2019年の台風19号の影響で一部が損壊した上田~城下間の千曲川橋梁で使われていたもので、セットにはリベットが1個付属する。

上田駅(長野県上田市)と6月13・14日に開催されるイベント「みんなの鉄道 IN アリオ上田 2020」会場、ネットショップ「電車市場」で計200セットを販売(イベント会場とネットショップでは各50セット販売)。発売額は2000円(税込)で、上田駅では6月13日10時からのみの販売となる。

なお、リベットは実際に使われていたものであるため、状態には個体差があるという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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