【ミシュラン X-ICE SNOW】まるでオールシーズンタイヤのようなトレッドパターン

Vシェイプトレッドパターン
Vシェイプトレッドパターン全 13 枚

6月30日に発表された、ミシュランの最新スタッドレスタイヤ『X-ICE SNOW』。その進化ポイントは日本の多くのスタッドレスタイヤと同様に氷上性能の向上だが、それだけではない。

【画像全13枚】

同社の乗用車・商用車タイヤ事業部マーケティング部ブランド戦略マネージャーの黒谷繁希氏によると「氷上性能は今回も上がっている。加えて、雪上性能もあがっている」というのだ。

従来品『X-ICE 3+』に比べると氷上ブレーキ性能は9%高いが、さらに雪上ブレーキ性能も4%アップ。黒谷氏は「X-ICE史上いちばん止まる」と声高にアピールする。

そんな新タイヤを見て驚いたのは、トレッドパターンの激変だ。従来品X-ICE 3+をはじめこれまでのミシュランのスタッドレスタイヤのトレッドパターンは、四角いブロックを並べたようないわゆる「ブロック型」だった。しかし新製品X-ICE SNOWは「Vシェイプトレッドパターン」と呼ぶスタッドレスタイヤとしては全く新しいトレッドデザインを採用。見た目からして従来の製品とは大きく異なるのだ。

そしてこのデザインは、このところ注目されているオールシーズンタイヤに近いものである。黒谷氏によると「サイプ(表面にある細かい溝)の長さが従来品に対して28%増。エッジ効果を強化して氷上グリップに貢献しながら、しっかり雪にかみつく」という。

またコンパウンドには新開発技術の「エバー・ウインター・グリップ・コンパウンド」を採用。ポリマーをベースとした素材を練りこむことで、氷上ではベースコンパウンドの摩擦差により微小な凹凸を生成してエッジ効果と水膜を破る働きで接地することによってグリップを向上。雪上では雪を踏み固めて蹴りだす力を強めてしっかりグリップする効果を生んでいる。

練りこむ素材のベースをポリマーとしたことに関しては同社の製品開発本部 新製品開発部 シニアエンジニアである池田聡氏によると「コンパウンドに練りこむ素材の候補としてセラミックも考えた。(グリップ向上に)よく効くが、耐摩耗性や性能持続性などで求める性能に届かなかった」とのことだ。

《工藤貴宏》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『セレナ』次期型は2028年登場か!? 第3世代e-POWER搭載へ
  2. 四輪事業で苦戦のホンダ、三菱自動車からタイ生産の『トライトン』をOEM供給へ[新聞ウォッチ]
  3. カロッツェリア「楽ナビ」新型13機種、11月発売へ 業界初・最大6年間の自動地図更新も
  4. 内装材が難燃基準に適合せず『ムーヴ』など1万台リコール…9月掲載のリコール記事まとめ
  5. ポルシェ、新型ミッドシップスーパーカーをプレビュー…「ミッション S」10月15日発表へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  4. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
  5. ◆終了◆ 10/7 自動車パワーエレクトロニクスの進化と今後の方向性~次世代電動パワートレーンはどこへ向かうのか~
ランキングをもっと見る