BMWのバイクにキドニー、『R18』をワンオフでカスタマイズ

最大出力91psの2気筒ボクサーエンジン

改造の自由度が高いR18ならではの特長を利用

ヘッドライトを取り囲むキドニーグリル

BMWモトラッド・ブレッチマンR18
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BMWの二輪部門のBMWモトラッドは8月21日、新型バイクのBMW『R18』をベースにしたワンオフのカスタムモデル、『ブレッチマン R18』(BMW Motorrad Blechmann R18)を発表した。

BMWモトラッドはR18を、クルーザーセグメントに投入するために開発した。R18は、BMWの他のモーターサイクルとは異なり、技術的にもデザイン&スタイル的にも、歴史的なBMWモーターサイクルの伝統に基づいて設計が行われた。

モチーフとなったのは、1936年に発表されたBMW『R5』などのモデルだ。BMWモトラッドによると、純粋かつ飾りを排したテクノロジーや心地良い鼓動を打つライディングの歓びを生み出すボクサー(水平対向)エンジンなど、モーターサイクルの本質に焦点を引き戻しているという。また、R18には、クラシックなデザインと明確で現代的なテクノロジーが組み合わされている。

最大出力91psの2気筒ボクサーエンジン

R18の心臓部には、新開発の2気筒ボクサーエンジン、いわゆる「ビッグボクサー」が搭載される。ビッグボクサーの外観とテクノロジーは、1923年に生産を開始して以来、70年以上にわたって刺激的なライディングエクスペリエンスを提供し続けてきた伝統的な空冷ボクサーエンジンの継承を反映しているという。

これまでにBMWの量産モーターサイクルに搭載された中で、最もパワフルな2気筒ボクサーエンジンを積む。排気量は1802ccで、最大出力91ps/4750rpm、最大トルク16.1kgm/3000rpmを獲得する。15.3kgm以上のトルクが、2000~4000rpmで引き出される特性を持つ。このエンジンは、優れた牽引力と深みのあるエンジンサウンドを発揮するという。

R18は、BMWモトラッドの理念に従って、リラックスできるフットレストの配置、いわゆる「ミッドマウントフットペグ」を採用する。シリンダー後方のこのクラシックな位置は、BMWにとって典型的なレイアウトだ。また、車両を最適に制御するために、リラックスしつつもアクティブなライディングポジションを可能にしている。

改造の自由度が高いR18ならではの特長を利用

BMWモトラッドは、このR18をベースにしたワンオフのカスタムモデル、ブレッチマンR18を発表した。R18は、他のどのモーターサイクルよりも高度なカスタマイズを可能にするデザインを採用している。そのために、モーターサイクルの基本レイアウトをデザインする初期段階において、カスタマイズ性に焦点を当てている。その結果、取り外しが容易なリアフレームや、分解し易い塗装済みパーツセットが装備されている。

そのため、R18のリアエンドには、高い改造の自由度があり、比較的少ない労力で個人の好みに合わせたり、好みに応じて塗装を塗り替えたりすることができる。ブレーキやクラッチの油圧ラインや、ワイヤーハーネスの取り付け位置を慎重に選んでいるため、高いハンドルバーや低いハンドルバーに合わせた長/短の油圧ラインやワイヤーハーネスを組み合わせて、無加工で取り付けできる。

純正アクセサリーにラインアップされているすべてのハンドルバーで、最適な取り付けキットが用意されている。さらに、バルブカバーやベルトカバーが、オイルチャンバーの外側に配置されるよう設計されているため、簡単に交換できる。ブレッチマンR18では、この改造の自由度が高いR18のデザイン特長を利用して、カスタマイズに取り組んだ。

ヘッドライトを取り囲むキドニーフレーム

「ブレッチマン」とは、オーストリアの有名なカスタマイザー、ベルンハルト・ナウマン氏のニックネームだ。ベルンハルト・ナウマン氏が手がけたブレッチマンR18は、スポーティなシングルシーター。リアフェンダーやシートには、独自の構造を採用した。リアのライトは、ドイツのケラーマン製だ。燃料タンクは、スリムかつスポーティなデザインに大幅変更されており、ボクサーエンジンがさらに見えるようにした。オリジナルのステアリングチューブは、ハンドルバーのベースとして使用されている。

ヘッドライトもカスタマイズされた。ヘッドライトの周りを、BMWの4輪車に見られるキドニーグリル風のフレームで取り囲む。古典的なボクサーエンジンと同様に、フィラメントランプを中央に目立つように配置した。ステアリング角度と前傾したヘッドランプが、ブレッチマンR18を特長づけている。

また、ベルンハルト・ナウマン氏は、控えめな黒い塗装とクラシックな白いBMWモトラッドのピンストライプを使って、パーソナライズを完成させた。カスタマイズの完成までには、延べ450時間を要した、としている。

《森脇稔》

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