広島市の新交通システム、新型車はすべて三菱が受注…2024年度までに7000系を追加納入へ

アストラムラインの新型車両7000系。今回の追加受注車は広島県三原市の工場で製造する「地産地走」となる。
アストラムラインの新型車両7000系。今回の追加受注車は広島県三原市の工場で製造する「地産地走」となる。全 1 枚写真をすべて見る

三菱重工エンジニアリング(MHIENG)は9月10日、広島市の新交通システム・広島高速交通(アストラムライン)から7000系6両編成13本(78両)を追加受注したと発表した。

アストラムラインは、本通駅(広島市中区)と広域公園前駅(広島市安佐南区)を結ぶ18.4kmの案内軌条式鉄道で、AGT(Automated Guideway Transitの略)と呼ばれる自動案内軌条式旅客輸送システムにより自動運転が行なわれている。

開業は1994年8月で、現在、開業以来の6000系6両編成23本(138両)が在籍。2017年7月にはMHIENGの母体である三菱重工業が7000系6両編成11本(66両)を受注している。今回の追加受注により、7000系は三菱重工業時代を含めて、144両全車がMHIENG製となる。

第2次車ともいうべき今回の7000系は車体がアルミ製で、車体の外板と骨組を一体化した「ダブルスキン構造」を全面的に採用。「T-smover」と呼ばれる、軽量で耐久性に優れ、低振動・低騒音、メンテナンス性が高い台車を採用し、乗り心地の向上が図られている。

車内は、快適性を追求した次世代の通勤車両用シートとして、「G-Fit」と呼ばれるセミハイバックバケットシートを設け、足の投げ出しを防止。全車両にはフリースペースも設置されている。

納入は2024年度までに順次行なわれる計画で、2020年は3月から4月にかけて2編成が運行を開始している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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