ランドローバー ディフェンダー も電動化、初のPHVは燃費30.3km/リットル…欧州設定

EVモードは最大43km

オフロード走行を支援する「テレイン・レスポンス2」

最新インフォテインメントはインターネットに常時接続

ランドローバー・ディフェンダー 新型のPHV「P400e」
ランドローバー・ディフェンダー 新型のPHV「P400e」全 14 枚

ランドローバーは9月9日、新型『ディフェンダー』(Land Rover Defender)に、初のプラグインハイブリッド車(PHV)を欧州で設定すると発表した。ロングボディの「110」に用意される。

【写真】ランドローバー・ディフェンダー 新型のPHV(全14枚)

EVモードは最大43km

ランドローバーは2017年9月、2020年以降に全車種へ電動パワートレインを設定すると発表した。EVをはじめ、PHV、ハイブリッド車(マイルドハイブリッドを含む)を投入していく計画だ。新型ディフェンダーのPHVは、この計画に沿って登場したモデルとなる。

新型ディフェンダーのPHVパワートレイン搭載車は、「P400e」グレードを名乗る。エンジンは2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「インジニウム」で、最大出力300psだ。これに最大出力143psのモーターを組み合わせて、システム全体で404psのパワーと65.3kgmのトルクを引き出す。駆動方式は4WDだ。動力性能は0~100km/h加速が5.6秒、最高速が209km/hとなる。

二次電池は、蓄電容量19.2kWhのリチウムイオンバッテリーだ。出力50kWの急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの8割の容量をおよそ30分で充電できる。EVモードでは、最大43kmのゼロエミッション走行が可能だ。この効果もあって、欧州複合モード燃費30.3km/リットル、CO2排出量74g/kmの環境性能を実現している。

オフロード走行を支援する「テレイン・レスポンス2」

軽量アルミ製モノコック構造の新開発アーキテクチャー、「D7x」を採用した。ランドローバー史上、最も頑丈なボディ構造となっており、従来のラダーフレーム構造と比較して、3倍のねじり剛性を確保し、軽量化も実現している。

ランドローバー伝統のフルタイム4WDを採用した。砂地や草地、雪道などの厳しい路面でも前後輪のトルク配分を調整して、安定した走りを可能にする。路面状況に応じて最適なサスペンション、トランスミッション、トラクションなどの車両設定を自動制御する「テレイン・レスポンス2」には、6種類のモードが用意され、オンロードとオフロードの両方で卓越した走行性能を発揮する。ランドローバー初の機能の「コンフィギュラブル・テレイン・レスポンス」では、用途や好みに合わせて、ドライバーがテレイン・レスポンス2の設定をカスタマイズすることもできる。

電子制御エアサスペンションは、標準車高より40mm低い位置から、最大で標準車高のプラス145mmまで、幅広い範囲で車高を設定することができる。これにより、スムーズな乗り降りを支援するほか、オフロードでの走破性を高いレベルまで引き上げる。最大渡河水深は900mmを実現しており、3Dサラウンドカメラとウェイドセンシングが、水深の把握をサポートする。

最新インフォテインメントはインターネットに常時接続

最新インフォテインメントシステムの「Pivi Pro」を採用した。新世代のタッチスクリーンは、より直観的かつユーザーフレンドリーで、使用頻度の高いタスクを簡単に操作できる。音声での操作も可能だ。Pivi Proがインターネットに常時接続することで、さまざまなオンラインサービスを車内で楽しむことができる。AI(人工知能)がドライバーの好みのルートを学習し、ドライバーに合わせたルート案内をすることも可能だ。

新型ディフェンダーでは、「Software-Over-The-Air(SOTA)」テクノロジーを進化させ、リモートでアップデート情報を受信できる14の独立モジュールを搭載した。ドライバーが自宅にいる間などに、データをダウンロードすることで、アップデート情報が次々と車両に転送される。ランドローバーのディーラーネットワークを訪れる必要がなく、迅速に車両を最新の状態にすることが可能、としている。

《森脇稔》

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