【日産 フェアレディZ 次期型】プロトタイプを発表---伝統と最新技術の融合[動画]

日産フェアレディZプロトタイプ
日産フェアレディZプロトタイプ全 28 枚

日産自動車は9月16日、横浜市の日産パビリオンにて『フェアレディZプロトタイプ』を初披露、オンラインイベントで世界中のZファンに向け公開した。

フェアレディZプロトタイプは、内外装のデザインを一新するとともに、V6ツインターボエンジンとマニュアルトランスミッションを組み合わせたパワートレインを搭載。50年におよぶ歴史を持つフェアレディZの伝統と現代的な雰囲気を組み合わせた新しいスポーツカーだ。

S30のシルエットを継承し、現代風にアレンジ

エクステリアデザインは日本のデザインチームが担当。初代S30型のシルエットやフロント&リアのアイコニックなモチーフを引き継いだ魅力的なデザインに仕上がっている。また、歴代Zの持つ黄色をソリッドパールの光と影のコントラストにより鮮やかでメリハリのある黄色いボディカラーを開発。さらにブラックルーフとの組み合わせによりモダンで未来的なカラーコンビネーションをデザインした。フードのバルジ形状やLEDヘッドランプのティアドロップ形状は、S30型のデザインを彷彿とさせる。また、四角いジオメトリックなグリル開口も歴代Zの持つアイコンを継承。内側の楕円形のフィンはZ独自の世界観を印象づけるだけでなく、スポーティさとエレガントさを兼ね備えたデザインに寄与している。

サイドシルエットは、長いノーズから続くルーフラインの先に垂直に切り立つテールエンドと、フロントフェンダーよりもわずかに低く、なだらかに傾斜するリアのデザインによって、S30型がもつ特徴的なサイドシルエットを表現。リアデザインは、S30やZ32などが持つテールランプからインスピレーションを得たデザインテーマを現代風にアレンジし、より魅力的でZ特有のデザインに仕上がっている。カーボンで成型されたサイドシルやリアバンパー、フロントバンパー下のチンスポイラーはスポーツカーとしてのパフォーマンスの高さを感じることができ、19インチのアルミホイールと左右に配されたマフラーはフェアレディZ プロトタイプの存在感を強く表現している。日産フェアレディZプロトタイプ日産フェアレディZプロトタイプ

コックピットは最新技術とオーセンティックを融合

コックピットは、スポーツカーとしてのドライビングを楽しむドライバーのため、オーセンティックさと最新の技術を融合したデザインとなっている。12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイは、エンジン回転計の針が真上を示すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅しドライバーにシフトアップを促し、スポーツドライビングをアシスト。また他の計器類も、一目でクルマが最適な状態であることがわかるようにデザインされている。

新デザインのZ専用ステアリングは、スポーツカーであることを表現するディープコーン形状を採用。操作性のよいグリップ形状や視認性良くまとまったスイッチ類によってスポーツカーとしての性能を最大限引き出すポテンシャルを兼ね備えたデザインとした。

また、ボディカラーに合わせた黄色いステッチがインストルメントパネルの各所に施され、シート中央部にはグラデーション加工された黄色いストライプ模様がデザインされており、エモーショナルで立体感のあるスポーティなインテリアを演出している。日産フェアレディZプロトタイプ日産フェアレディZプロトタイプ

V6ツインターボ×6速MTでスポーツカーを操る楽しさを提供

パワートレインは、6速マニュアルトランスミッションが組み合わされたV6ツインターボエンジンをシャープで長いボンネットの下に搭載。現在、次期型Zの発売に向け、Zに求められる性能と扱いやすさの開発が進められている。

内田誠社長兼CEOは、「今年の夏に発表した最新のEVである『アリア』は、最先端の電動化、運転支援技術を搭載し、これまでになかった全く新しいドライビングを提供する。そして、革新の伝統を受け継ぐZは、ドライバーが主役の、ピュアスポーツカーとして、世に送り出す。Zは、私たち日産のDNA、情熱そのものだ」とコメントしている。

《纐纈敏也@DAYS》

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