アウディ SQ7 改良新型、507馬力のガソリンターボ搭載車を設定…今秋欧州発売へ

4.0リットルV8ガソリンツインターボ搭載

専用デザインのシングルフレームグリル

Wi-Fiホットスポット機能を備えた「アウディコネクト」

アウディ SQ7 改良新型の4.0TFSI
アウディ SQ7 改良新型の4.0TFSI全 14 枚

アウディは9月15日、『Q7』の高性能モデル、『SQ7』(Audi SQ7)改良新型のガソリンターボ搭載モデルを今秋、欧州市場で発売すると発表した。ドイツ本国でのベース価格は、9万3287ユーロ(約1158万円)だ。

SQ7改良新型は、欧州ではディーゼルターボエンジンを積む『SQ7 TDI』が先に発表されていた。直噴4.0リットルV型8気筒ツインターボディーゼルエンジンは、最大出力435ps、最大トルク91.8kgmを発生する。91.8kgmもの強力なトルクは1250~3250rpmの領域で引き出される。トランスミッションは8速「ティプトロニック」で、駆動方式は4WDの「クワトロ」だ。SQ7 TDIは、0~100km/h加速4.8秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を可能にしている。

4.0リットルV8ガソリンツインターボ搭載

これに対して、今秋欧州で発売される改良新型SQ7のガソリンターボモデルには、「4.0 TFSI」を搭載する。直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力507ps、最大トルク78.5kgmを発生する。2つのツインスクロールターボチャージャーは、Vバンクに配置された。このレイアウトにより、低回転域においても、優れたレスポンスが得られるという。排気システムには、2つのモード制御アクチュエータが装備されており、エンジン音が変化する。

トランスミッションは8速ティプトロニックで、駆動方式は4WDのクワトロ。SQ7 の4.0 TFSIは、0~100km/h加速を4.1秒で駆け抜け、最高速は250km/hでリミッターが作動する。

このV8ツインターボエンジンには、「シリンダーオンデマンド(COD)」システムを採用する。低負荷走行中に8気筒のうちの半分の4気筒のシリンダーを一時的に停止し、燃料消費を削減する。アクティブエンジンマウントは、逆位相の振動を発生することにより、乗員への振動の伝達を最小限に抑える。

専用デザインのシングルフレームグリル

内外装は、アウディのSモデルらしいスポーティな仕上げとした。フロントマスクには、アウディの最新デザイン言語を反映する。専用デザインのシングルフレームグリルは、6本の縦バーが入る大型の八角形デザインとし、力強さを表現した。このグリルはダブルルーバーで構成されており、マットシルバーフレームで囲まれている。

ドアミラーカバーやアンダーボディプロテクション、サイドシルのインレイなどはマットシルバー仕上げだ。リアには、艶消しチタンブラックのハニカムグリッドインサートとディフューザーが装着される。最新のLEDヘッドライト&テールランプも採用された。

室内は、ダークレザーとアルカンターラを組み合わせた。スポーツシートやステンレス製のペダル&フットレストを標準装備した。アルミ製のインレイが施された発光式ドアシルトリムも装備している。

Wi-Fiホットスポット機能を備えた「アウディコネクト」

コックピットには、2つの大型タッチスクリーンディスプレイを配置した。操作は、素早く簡単に行うことができ、触覚と音のフィードバックで確認できる。走行に関する情報は、ドライバー正面のフルデジタルの「アウディバーチャルコックピット」に表示する。

インフォテインメントシステムとして、「MMIナビゲーションプラス」を標準装備する。このシステムには、LTEアドバンスト規格に対応し、Wi-Fiホットスポット機能を備えた「アウディコネクト」のデータモジュールが含まれている。オンライン交通情報、「Google Earth」によるナビゲーション、ハイブリッドラジオなどが装備される。「MMIオペレーティングシステム」には、クラウドベースのアマゾン(Amazon)の音声アシストサービス、「アレクサ(Alexa)」が採用されている。

《森脇稔》

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