スカイラインやプリメーラ、日産が輝いた90年代の名車が集まる…プロジェクト901カーズパレード2020

プロジェクト901カーズパレード2020
プロジェクト901カーズパレード2020全 37 枚

東京都武蔵村山の東京日産自動車販売新車のひろば村山店で10月4日、「プロジェクト901カーズパレード2020」が開催され、『スカイライン』R32型や『プリメーラ』P10型など“上げ潮”時代の日産車が集まった。主催は全日本ダットサン会ローレルC30クラブ。

【写真】プロジェクト901カーズパレード2020(全37枚)

プロジェクト901とは、1980年代半ばから始まる日産の社内運動の一環で、「1990年代に世界No. 1の動力性能を実現する」ことを目標とした。P901、901活動などとも呼ばれる。当時下降していた日産の販売シェアを食い止めるための活動でもある。当時メルセデスベンツが後輪だけに採用していたマルチリンクサスペンションを前後輪に採用することを目標に開発がスタート。これらシャーシ技術を集結し、エンジンなども含めて世界でも戦える品質向上の技術開発を精力的に行った。

この結果としてR32スカイラインやプリメーラ、『フェアレディZ』Z32型などの名車が生まれて30年ということで開催された企画。そんな元気があった時代の日産車が計8台集まり、オーナートークやプチパレードを行った。またこれらの元祖的な存在であるダットサン『1000』と『ブルーバード』510も駆け付けて花を添えた。

今回展示された車両は以下の通り

・スカイラインGTE(R32型、1992年):シンプルなSOHCのRB20E型を搭載。フロントサスペンションはマルチリンク。ノンターボだが軽く、ナチュラルな回頭性があるという。2年前、大切に乗られてきた走行1万8000kmのワンオーナー車を譲り受けたとか。

・スカイラインGT-R(R32型、1991年):901運動の象徴。GT-Rはこの代で復活した。オーナーは現役の日産の研究開発チームの1人。「技術で戦ってきた車だから自分のモチベーションにもなり、今後の開発に生かしていきたい」と熱く語る。

・プリメーラTm-Lセレクション(P10型、1993年):欧州車を強く意識して開発され、フロントにはマルチリンクサスペンションを搭載。この個体はヘッドライトやテールレンズは欧州仕様、ボルボのアルミホイールに変更している。

・フェアレディZバージョンS(Z32型、1998年)』:完ぺきなスーパースポーツカーを目指したという4代目。ワイド&ローがデザインコンセプトだった。この個体はMTで走行21万km。免許取得後Z32しか乗っていないという女性オーナーだ。

・シルビアK's(S13型、1989年):流麗なスタイリングでグッドデザイン大賞を受賞。歴代シルビアの中で最も販売台数が多かった。この個体は前期型でCA18DET型のターボエンジンを搭載。オーナーは4歳からのS13ファンで、ほかに同型車を数台持ちだという。

・180SX(S13型、1992年):シルビアの姉妹車で、ハッチゲートのあるファストバッククーペ。リトラクタブルヘッドライトも特徴だ。この個体は女性オーナーで、免許取得後、前オーナーの走り屋仕様のままずっと乗っているという。

・セフィーロSE(A31型、1992年):スカイライン、ローレルとの姉妹車。この個体はベーシックグレードでRB20Eを搭載している。祖父から受け継いで28年という“ワンオーナー”車。車高調のほかはシートカバーなども含めてフルノーマル状態を保っている。

・ローレル・ターボメダリスト(C33型、1991年):歴代最後の4ドアセンターピラーレスハードトップ。オーナーは子供のころ父親が乗っていたR32スカイラインのRB型エンジン音が忘れられず購入したという。

《嶽宮 三郎》

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