【アウディ Q3 新型試乗】ファミリーカーとしての適任“車”…島崎七生人

アウディQ3 35 TDI quattro S line
アウディQ3 35 TDI quattro S line全 12 枚

「ベンテイガ風」のドッシリ感?

意外なことだが、新旧『Q3』のボディサイズは大差なく、新型は全長+50mm、全幅+10mm、全高+15mmといった程度。ホイールベースは+75mmでそのせいかドッシリとして見える。

【画像全12枚】

ごく個人的な感想として「ベントレー・ベイテンガ風」と口走って、試乗会場で関係者からは失笑をかった。

前後のフェンダーを囲うようにキックアップしたプレスラインが『ベイテンガ』を連想させたのだが、もちろんアウディ的には上級の『Q5』や『Q7』に寄せたようにも思える。今回はクーペルックの『Q3スポーツバック』があるから、これまでよりもより重厚に仕上げられたのかもしれない。

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よく見ればグリル面から前方に突出させたフォー・シルバー・リングスも迫力を感じさせる。けれど全幅が1840mmと日本でも使い勝手のいいサイズ感、手ごろさはこれまで通りだ。

同じ日に試乗した『Q3スポーツバック』に対し55mm背が高いコチラは、較べるとより実用車に思える。とくに後席は、乗り込んでみると頭上空間の余裕はスポーツバックの倍はある感じ。ラゲッジスペースも、床面積は恐らく変わらないはずだが、ルーフからリヤゲートにかけての形状の違いがある分、実際の使い勝手に差をつけているはずだ。

不思議とスポーツバックよりも走行中のライブ感がある

アウディQ3 35 TDI quattro S lineアウディQ3 35 TDI quattro S line
走らせてみると、スポーツバックに対し、よりゆったりとした走りっぷりの印象があった。どちらもプラットフォームは(当然ながら同じ)MQB Evoで、グレードは共に2リットルターボディーゼル搭載の「35 TDI quattro S line」、車検証上の車重はピッタリと同じ1710kgとなっていた。

が、ステアリングフィールを始め、メカニカルな部分のスペックは同じはずだが、不思議とスポーツバックよりも走行中のライブ感があるというか、走行中の音、振動、ロードノイズをより実感しながら走っている感じがした。室内後半の形状と容積が違い、より箱に近いことで音の反響に違いが出ているのか?

ガソリンエンジンには未試乗なので不明だが、ディーゼルユニットに起因する事象なのかどうか、機会があれば再確認してみたい。

とはいえ手を焼かないボディサイズで、SUVらしい見晴らしのよさ、実用性の高さなど、ファミリーユースとして適任“車”であることは確かだ。

アウディQ3 35 TDI quattro S lineアウディQ3 35 TDI quattro S line

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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