アウディ Q8 に新世代PHV、パワーは381馬力と462馬力の2種類…欧州発表

0~100km/h加速は5.4秒

EVモードは最大59km

スポーティな「Sライン」仕様の内外装

航続の拡大を支援する「予測効率アシスト」

アウディ Q8 のPHV「60 TFSI eクワトロ」
アウディ Q8 のPHV「60 TFSI eクワトロ」全 21 枚

アウディ(Audi)は10月13日、最上位SUVクーペの『Q8』のプラグインハイブリッド車(PHV)を欧州で発表した。

【写真】アウディ Q8 のPHV「60 TFSI eクワトロ」(全21枚)

0~100km/h加速は5.4秒

Q8のPHVには、直噴ガソリンターボエンジンを基本にした新世代のPHVシステム、「TFSI e」が搭載される。直噴3.0リットルV型6気筒ガソリンターボ「TFSI」エンジンに、モーターを組み合わせたPHVシステムだ。

モーターは、エンジンと8速「ティプトロニック」トランスミッションの間にレイアウトした。「55 TFSI eクワトロ」グレードの場合、エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、381psのパワーと61.2kgmのトルクを引き出し、4輪を駆動する。55 TFSI eクワトロは、0~100km/h加速5.8秒、最高速240km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。

さらなる高性能を望む顧客には、「60 TFSI eクワトロ」グレードが用意される。直噴3.0リットルV型6気筒ガソリンターボTFSIエンジンは強化されており、これにモーターを組み合わせた。

60 TFSI eクワトロでは、エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、462psのパワーと71.4kgmのトルクを引き出し、4輪を駆動する。強力なPHVシステムを得た60 TFSI eクワトロは、0~100km/h加速5.4秒、最高速240km/h(リミッター作動)の性能を可能にしている。アウディ Q8 のPHV「60 TFSI eクワトロ」アウディ Q8 のPHV「60 TFSI eクワトロ」

EVモードは最大59km

二次電池(バッテリー)は、蓄電容量17.8kWhのリチウムイオンで、トランク床下に搭載される。充電は出力7.4kWのチャージャーを利用すれば、およそ2時間30分で完了する。

走行モードは「EV」、「ハイブリッド」、「ホールド」の3種類から選択できる。モードボタンで、ドライバーはこれら3つの基本設定から選択し、電動ドライブの優先などのモードが選べる。EVモードでは、55 TFSI eクワトロが最大59km、60 TFSI eクワトロが最大56km(いずれもNEDC:新欧州サイクル)、ゼロエミッション走行できる。

ハイブリッドモードでは、PHVは最大限の効率を得るために、電気モーターとエンジンのバランスを追求する。ホールドモードでは、現在のバッテリーの充電状態が維持されるようにする。エンジンを停止させた状態で、一定時間コースティング(惰性走行)することもできる。

スポーティな「Sライン」仕様の内外装

外観は「Sライン」仕様となっており、スポーツ性が強調された。ブラックのスタイリングパッケージとマトリクスLEDヘッドライトが装備される。 21インチホイールの奥には、赤いブレーキキャリパーが見える。「アダプティブ・エアサスペンション・スポーツ」も採用された。

インテリアは、「Sラインスポーツパッケージ」が特長だ。Sのエンボス加工が施されたスポーツシート、ステンレス製ペダル&フットレスト、つや消しアルミインレイを備えている。アウディ Q8 のPHV「60 TFSI eクワトロ」アウディ Q8 のPHV「60 TFSI eクワトロ」

航続の拡大を支援する「予測効率アシスト」

「予測効率アシスト」(PEA)は、航続の拡大を支援するシステムだ。ナビゲーションデータと予測効率アシスト、車両センサーシステムの情報を利用して、ルート全体の大まかな計画と、細かい計画を作成する。ドライバーがアクセルペダルから足を離すと、エンジンを休止して惰性走行に切り替えるか、電気モーターを介して減速してエネルギーを回収するかが決定される。「アダプティブ・クルーズアシスト」(オプション)を作動させると、減速時だけでなく加速時にも予測効率アシストが作動する。運転中のドライバーには、ディスプレイからの情報と、アクティブアクセルペダルによる触感フィードバックが得られるようにした。

「myAudi」アプリを使用すると、顧客はスマートフォンを通じて、「Audi Connect」のサービスが利用できる。これには、バッテリー残量と航続の確認、充電の開始、充電タイマーのプログラミング、充電と電費データの取得が含まれる。

myAudiアプリのもうひとつの機能は、乗車前の車内の空調の遠隔操作だ。これは、車内のエアコンシステムのコンプレッサーと補助ヒーターに、電気が供給されているために可能になったもの。ドライバーは、乗車前にあらかじめ、快適な室内温度を設定できる。ステアリングホイール、シート、ドアミラー、フロントガラスやリアウィンドウの曇り止め、シート内蔵のファンなどを、乗車前の最適な状態に調整しておくことも可能、としている。

《森脇稔》

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