フィアットのVW ゴルフ 対抗作、ティーポ に改良新型…表情一新

新しいフィアットのロゴを配したフロントマスク

最新の「UConnect5」インフォテインメントシステム

ダウンサイズの1.0リットル3気筒ターボを新搭載

フィアット・ティーポ 改良新型
フィアット・ティーポ 改良新型全 21 枚

フィアットは10月26日、改良新型『ティーポ』(Fiat Tipo)を欧州で発表した。

写真:フィアット・ティーポ 改良新型

ティーポは、1988年に発表されたフィアットの小型ハッチバックで、欧州Cセグメントに属する。1994年に登場した『ブラーボ』『ブラーバ』を後継車とする形で、1995年に生産を終了した。日本市場にも、正規輸入された時期がある。

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は2015年5月、トルコで開催されたイスタンブールモーターショー2015において、フィアット『エーゲ』を発表した。トルコ以外の欧州主要国では2016年、このエーゲがティーポとして投入され、ティーポの車名が、およそ20年ぶりに復活した。ボディタイプは、ハッチバック、セダン、ワゴンの3種類がラインナップされており、フォルクスワーゲン『ゴルフ』などに対抗している。

新しいフィアットのロゴを配したフロントマスク

欧州で今回、デビューからおよそ4年を経て、現行ティーポに改良新型が発表された。内外装の変更や、より高性能で環境に優しい新エンジンが採用された。ボディタイプは引き続き、ハッチバック、セダン、ワゴンを基本としている。フィアット・ティーポ 改良新型フィアット・ティーポ 改良新型

エクステリアは、よりモダンでダイナミック、エレガントさを追求した。新デザインのフロントグリルには、新しいフィアットのロゴが配された。新型『500』に続いて、このロゴを採用した2番目のフィアット車となる。

ヘッドライトは完全に新設計され、フロントとリアにフルLEDライトを装備した。外観をよりモダンにすると同時に、夜間などの視界を改善させることにより、アクティブセーフティとパッシブセーフティを引き上げている。

フロントバンパーには、ブラッシュドクローム仕上げのアイスマットトリムが追加された。足元には、ダイヤモンド仕上げの新デザインの16インチまたは17インチのアルミホイールを装着している。ボディカラーには、新色のオーシャンブルーとパプリカオレンジが設定された。フィアット・ティーポ 改良新型フィアット・ティーポ 改良新型

最新の「UConnect5」インフォテインメントシステム

インテリアは、シートに新デザインのファブリックを導入する。従来のアナログメーターに代えて、カスタマイズ可能な7インチTFTデジタルクラスターを採用した。これにより、車両の状態、マルチメディアシステム、電話の着信などが管理できる。10.25インチのタッチスクリーンを備えた最新の「UConnect5」インフォテインメントシステムも、新型500に続いて、オプションで選択できるようになった。

ステアリングホイールは、エレガントでスポーティな新デザインとした。人間工学を追求し、よりコンパクトでシンプル化されているため、ドライバー正面の7インチTFTデジタルクラスターの視認性が向上しているという。中央のコントロールパネルも、空調の操作が見直された。新たに、クロームと黒のインサートが追加されている。フィアット・ティーポ 改良新型フィアット・ティーポ 改良新型

ダウンサイズの1.0リットル3気筒ターボを新搭載

パワートレインは、ガソリンとディーゼルだ。改良新型では、新たにダウンサイズの1.0リットル3気筒ガソリンターボ「FireFly」エンジンを用意した。最大出力は100hp。最大トルクは19.4kgmで、1500rpmの低回転域から引き出される。CO2排出量は、121g/km(WLTPサイクル)と環境性能に優れる。この1.0リットルエンジンが、従来の1.4リットルエンジン(最大出力95hp、最大トルク13kgm)を置き換える。

ディーゼルエンジンは、「Euro 6D Final」に適合した「マルチジェット」を搭載する。最大出力は95hpと130hpの2種類のチューニングが存在する。このうち、130hpバージョンは、従来の120hpから10hp強化された。CO2排出量は110g/km(WLTPサイクル)の環境性能を実現している。

《森脇稔》

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