【F1 エミリア・ロマーニャGP】ホンダ全車が予選トップ10入り…ポールポジションはメルセデスのボッタス

F1ロマーニャGP
F1ロマーニャGP全 8 枚

イタリア・イモラサーキットで31日、F1第13戦ロマーニャGPの公式予選が行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がポールポジションを獲得した。ホンダ勢は4台がQ3に進出。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が3番手で予選を終えた。

コロナ禍によるスケジュール変更で急遽加えられたロマーニャGP。イモラサーキット(正式名称:アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ)が舞台だが、ここでの開催は2004年第4戦サンマリノGP以来14年ぶりとなる。そして今回は前戦ポルトガルGPからの輸送スケジュールの問題をクリアするため、土曜日・日曜日の2デー開催。これまで天候などの問題で2日間の開催となったことはあるが、正式スケジュールではF1史上初となる。

31日は90分のフリー走行が1回と、ノックアウト方式の公式予選が行われた。通常ならフリー走行は90分が2回、60分が1回の計240分走行するが、今回は90分のみ。そのため公式予選は、トラックリミットオーバー(コース外走行)でのタイム抹消やトラブルで予定通りのアタックできないマシンが現れるなど、荒れた展開となった。

ポールポジションをかけて上位10台でアタックする12分間の予選Q3、1回目のアタックが終わった時点でのトップはルイス・ハミルトン(メルセデス)で1分13秒781。以下バルテリ・ボッタス(メルセデス)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)と続いた。チェッカーフラッグ間際の2回目のアタック、最初にタイムを出してきたのはハミルトンで1分13秒706と自身のタイムを更新した。しかし直後にアタックしていたボッタスが逆転、1分13秒609を叩き出し見事ポールポジションを獲得した。ボッタスは今季4度目、自身15度目のポールポジション。チームメイトでランキングトップのハミルトンを倒すべく、最高のポジションから決勝レースをスタートすることになる。

予選2番手はハミルトンで、メルセデスがフロントローを独占。予選Q2でトラブルから1回しかアタックできず、やっとの思いでQ3に進出したフェルスタッペンが3番手。そして来季アルファタウリ・ホンダでの継続参戦が決まったガスリーが殊勲の4番グリッドを獲得した。今回ホンダ勢が好調で4台すべてがQ3に進出。アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が6番手、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)が8番手で予選を終えた。

■ロマーニャGP 公式予選結果
1. バルテリ・ボッタス(メルセデス)/1分13秒609
2. ルイス・ハミルトン(メルセデス)/1分13秒706
3. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)/1分14秒176
4. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)/1分14秒502
5. ダニエル・リカルド(ルノー)/1分14秒520
6. アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)/1分14秒572
7. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/1分14秒616
8. ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)/1分14秒696
9. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分14秒814
10. カルロス・サインツ(マクラーレン)/1分14秒911

以下Q2
11. セルジオ・ペレス(レーシングポイント)/1分15秒061
12. エステバン・オコン(ルノー)/1分15秒201
13. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)/1分15秒323
14. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)/1分15秒385
15. ランス・ストロール(レーシングポイント)/1分15秒494

以下Q1
16. ロマン・グロージャン(ハース)/1分15秒918
17. ケビン・マグヌッセン(ハース)/1分15秒939
18. キミ・ライコネン(アルファロメオ)/1分15秒953
19. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)/1分15秒987
20. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)/1分16秒208

《藤木充啓》

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