【三菱 エクリプスクロス 改良新型】加藤CEO「安心感の高いハンドリングと走り」…PHEVも新設定

三菱エクリプスクロス改良新型
三菱エクリプスクロス改良新型全 12 枚

三菱自動車工業は12月4日、SUV『エクリプスクロス』のオンライン発表会を開き、PHEV(プラグインハイブリッド車)の設定や、外観デザインなどを刷新した新モデルを同日発売した。

PHEVは、2.4リットルのガソリンエンジンと前後輪用の2モーターを組み合わせ、すべて4WD(4輪駆動)車としている。2つのモーターの合計最高出力は130kW(177PS)と、パワフルなEV(電気自動車)走行を可能とする性能を確保した。またリチウムイオンバッテリーは容量13.8kWhを搭載している。

バッテリーからは、交流100Vで最高出力1500Wでの外部給電ができる。また、専用設備によってクルマから家屋などへの給電である「V2H」にも対応している。2輪駆動も選択できるガソリン車は、1.5リットルの直噴ターボエンジンを搭載した。

デザインの刷新に合わせ、荷室の拡大など使い勝手の改善も図っている。価格(税込み)はPHEVが384万円台から447万円台、ガソリン車が253万円台から334万円台となっている。月間1000台の販売を計画しており、10月中旬から始めた予約注文は11月末までに約2000台になったという。

発表会で加藤隆雄CEOは「7月に発表した中期経営計画では、得意とする環境技術を更に強化し、4DW技術にも一層磨きをかけて安心感のある魅力的な商品を世界に提供していく方針を打ち出した。その第1弾がこの新型エクリプスクロス」と述べ、経営再建に向けた中計の推進を担う重要モデルとの位置付けを示した。

改良では「PHEVカテゴリーでは(販売)トップであるアウトランダーの技術を展開し、待望のPHEVモデルを設定した。運転しやすいサイズであり、剛性の高いボディーや強化した足回りと相まって安心感の高いハンドリングや軽快な走りが実現できた」と、同社の電動化の柱でもあるPHEVの性能向上をアピールした。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型マツダ『CX-5』発表に「先代よりマッチョ」「今風になった」など反響! 注目はサイズとインテリア
  2. スバル初の小型EVクロスオーバー『アンチャーテッド』、7月17日発表へ
  3. レクサスの新境地を開くか...『ES』に「スポーツクロス」導入の噂
  4. 何が変わる? 国交省が自動車整備の「事業規制」を見直し…知っておくべき7項目
  5. 話題の特定小型原付『ウォンキー』にマットホワイト追加! 大容量バッテリーも選択可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る