ウーバーの空飛ぶタクシー部門、トヨタ出資の米企業が買収

ジョビー・アビエーションのフル電動の垂直離着陸機(eVTOL)
ジョビー・アビエーションのフル電動の垂直離着陸機(eVTOL)全 1 枚

米国のジョビー・アビエーション(Joby Aviation)は12月8日、ライドシェアサービス最大手のウーバーの空飛ぶタクシー部門、ウーバー・エレベートを買収すると発表した。

ジョビー・アビエーションは、2009年に設立された航空宇宙企業だ。現在、米国カリフォルニア州に本社を置き、フル電動の垂直離着陸機(eVTOL)を開発している。このeVTOLは2023年に、手頃な価格の空飛ぶタクシーサービスとして、運用を開始する予定だ。4名の乗客を乗せて、1回の充電で最大240km飛行でき、320km/hで巡航できる。

このジョビー・アビエーションに関しては2020年1月、トヨタが3億9400万ドルを出資すると発表した。トヨタはジョビー・アビエーションとの協業において、自動車の開発・生産・アフターサービスで培った強みを生かし、今後、社会的ニーズが高まると予想される空のモビリティ事業の早期実現に向けた取り組みを開始する。

トヨタは、eVTOLの開発・製造における技術が、電動化、新素材、コネクティッドなどの分野において、次世代環境車の技術との共通点も多く、eVTOLが自動車事業との相乗効果を生かした新たなモビリティ事業に発展する可能性があると見込む。

なお、ジョビー・アビエーションは、ウーバー・エレベートを買収することにより、それぞれの事業を統合し、空飛ぶタクシーサービスの実用化を加速していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】「カッコよさ」盛り込んだ軽ハイトワゴンの逆襲…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る