【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】自然の摂理に則った軽快感の「218d」…島崎七生人

BMWとしての新しい“キャラ”を打ち出している

自然の摂理に則った軽快感が味わえる

グランクーペ最小モデルの実用性は

BMW 218d グランクーペ Play Edition Joy+
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BMWとしての新しい“キャラ”を打ち出している

「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー」の10ベストカーにも選ばれた『2シリーズグランクーペ』。このクルマは、乗ってみると、BMWとしての新しい“キャラ”を打ち出していることがよく分かる。

試乗車は(長いが正式名を書くと)「218d Gran Coupe Play Edition Joy+」というモデルだった。以前に4WDかつトップモデルの「M235i xDrive」のレポートをお伝えしたが、今回は前輪駆動(FF)で、2リットルの4気筒ディーゼルターボを搭載するモデルだ。

ちなみにラインアップにはもう1台、同じFFで1.5リットルの3気筒ガソリンターボ搭載車(218iグランクーペ)があり、車両重量をみると、218dが1510kg、218iは1420kgとなっている。

自然の摂理に則った軽快感が味わえる

BMW 218d グランクーペ Play Edition Joy+BMW 218d グランクーペ Play Edition Joy+
今回の試乗ステージはワインディングがメインだったが、何はともあれ実感したのは挙動の軽さ。もともとBMWはモデルに関わらずステアリングレスポンスが素直で山道でもスッとクルマが向きを変える自然さ、軽快感が持ち味だ。が、この218dの場合、とにかく軽いモノが軽く動いている自然の摂理に則った軽快感が味わえる。

前述のとおりで、ガソリン車との車重差は90kgあるはずだが、その車重差をまったくイメージさせない、そんな印象ですらあった。FR系のBMWのしっとりとしたハンドリングを知っている人には、この軽さは相当に新鮮に映るのではないだろうか。

BMW 218d グランクーペ Play Edition Joy+BMW 218d グランクーペ Play Edition Joy+
2リットル・4気筒ディーゼルターボのパワーフィールも足回りの軽快さに見合ったもの。テンポよく走らせると、見合ったレスポンスと必要なパフォーマンスを発揮してくれる。もちろん一定のスピードでの快適性も高い。

グランクーペ最小モデルの実用性は

BMW 218d グランクーペ Play Edition Joy+BMW 218d グランクーペ Play Edition Joy+
ブラックトーンでまとめられた試乗車の室内空間は、もちろん造りのフィニッシュレベルは高く、心地いいタイト感が味わえる。グランクーペでは最小のモデルということで、後席スペースはギリギリのところで実用性を確保した設計といった感じ。

トランクスペースは幅1020mm×奥行き930mm×高さ430mmほどで、実際の使い勝手もよさそう(高そう)だ。

BMW 218d グランクーペ Play Edition Joy+BMW 218d グランクーペ Play Edition Joy+

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

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