南海でVisaタッチ決済の実証実験…QRコードによる改札入出場も 2021年春から

難波駅と関西空港駅を結ぶ区間や高野線の一部駅で実施されるVisaタッチ決済の実証実験。写真は関西空港駅に停車する南海空港線の列車。
難波駅と関西空港駅を結ぶ区間や高野線の一部駅で実施されるVisaタッチ決済の実証実験。写真は関西空港駅に停車する南海空港線の列車。全 4 枚

ビザ・ワールドワイド・ジャパンは12月24日、Visaタッチ決済の実証実験を2021年春から南海電気鉄道(南海)の一部駅で実施すると発表した。

Visaタッチ決済は、国際標準のセキュリティ認証技術を活用したもので、日本を含む約200カ国と地域で展開。カードはクレジット、デビット、プリペイドのいずれにも対応しており、交通系ICカードと同様に、駅や車内に設置された読取用端末のVisaタッチリーダーにカードをかざすだけで運賃の決済が行なわれる。鉄道では11月から京都丹後鉄道の改札や車内に初めて導入されている。

導入に際しては、京都丹後鉄道と同様に、三井住友カードがタッチ決済の導入支援、QUADRACがキャッシュレス運賃決済プラットフォームの提供、ビザ・ワールドワイド・ジャパンがタッチ決済に関するソリューションの提供、三井住友銀行がサービス導入のためのエリア展開協力をそれぞれ行なっており、南海は協働してサービスの企画や設計を担っている。

南海での実証実験では改札での利用のみとし、Visaタッチ決済機能がある各カードによる入出場のほか、南海から事前購入した、デジタル化された企画乗車券をスマートフォンにQRコードで表示し、入出場する実験も行なわれる。

実証実験ではあるが、大手私鉄にVisaタッチ決済が導入されるケースは南海が初となる模様。本線や空港線、高野線の一部駅で2021年末まで実施する予定で、実施駅などの詳細は後日発表される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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