観光型MaaS、中部国際空港を起点---実証実験を実施へ

実証実験のフロー
実証実験のフロー全 1 枚

PwCコンサルティングは1月5日、愛知県常滑市の中部国際空港を起点とした観光型MaaS(モビリティアズアサービス)の実証実験を1月8日から2月14日まで実施すると発表した。

実証実験は、同社が実施主体となって空港から目的地までのMaaSアプリを活用した移動サービスを企画を設計するとともに、クーポン・ポイントのインセンティブ付与による利用者の行動変容の効果を分析する。混雑状況に応じて観光客を分散する「3密」回避の観光のあり方を検証する。

実証実験では、「遊ぶ」「食べる」「泊まる」など観光客の体験ごとに、対象地域内で観光施設・商業施設を選定し、還元率の異なるクーポン・ポイントを各施設に設定する。観光地は、各施設の入場者数実績と敷地面積から算出した混雑状況に応じてクーポンを設定する。

中部国際空港第1ターミナル国内線到着口で観光客にクーポンを配布し、MaaSアプリで観光地・商業地に関する情報や、交通情報を提供して、各種交通機関による観光客の移動を促す。

高い還元率の施設と低い還元率の施設の利用客数の増加率の比較や、前年同期の利用客数と比較して、インセンティブ付与による観光客の行動変容を検証する。

実証実験は経済産業省が新しいモビリティサービスの社会実装に向けて進めている「地域新MaaS創出推進事業」の「先進パイロット地域」として選定されている。

《レスポンス編集部》

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