自動車業界を襲う新たな懸念材料---ホンダ、日産など半導体不足で減産へ[新聞ウォッチ]

ホンダ・フィット
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首都圏の1都3県を対象に再び緊急事態宣言が発令された中で迎えた3連休だったが、大雪の影響で北日本や北陸などでは立往生した車も目立ち、列島各地はマヒ状態の「我慢の休日」を過ごされた人も少なくなかったことだろう。

そのマヒ状態といえば、自動車業界では、半導体の品不足で世界的に減産の動きが出始めており、コロナ下で業績にも影響を与えかねない新たな懸念材料が浮上しているようだ。

3連休前に日経などが報じていたが、不足しているのは車両制御システムなどに用いる半導体で、ホンダでは鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)で手がける小型車『フィット』を中心に1月に4000台程度を減産するほか、日産自動車でも追浜工場(神奈川県横須賀市)で生産する小型車『ノート』を減産。1月は5000台規模になる模様だという。

さらに、トヨタ自動車は、米テキサス州のサンアントニオ工場でピックアップトラック『タンドラ』の生産を縮小する方針のほか、独フォルクスワーゲンも生産調整を余儀なくされるなど、半導体の品薄状態が世界的に広がっているとも伝えている。

半導体不足の要因は、新型コロナの感染拡大で在宅勤務が増加するなどパソコン需要が拡大したほか、第5世代(5G)通信網向けスマートフォンや基地局の整備が進み、自動車向けに供給する半導体が不足してきていることが背景にあるとみられる。しかも、昨年10月20日、宮崎県延岡市にある旭化成の半導体の生産工場で発生した火災の影響も大きいようだ。

2021年1月12日付

●5G技術情報持ち出し、ソフトバンク元社員、他社転職前日(読売・1面)

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●中国・バイドゥEV参入(読売・9面)

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《福田俊之》

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