宇都宮ライトレールの開業、1年先送りへ…コロナの影響で2022年3月の開業が困難に

2019年12月、JR宇都宮駅前に掲げられていたLRTのPR看板。「2022」は「2023」に書き替えられることになる模様。
2019年12月、JR宇都宮駅前に掲げられていたLRTのPR看板。「2022」は「2023」に書き替えられることになる模様。全 7 枚写真をすべて見る

宇都宮市は1月25日、建設中の「芳賀・宇都宮LRT」について、当初目標としていた2022年3月の開業が困難な状況になったことを明らかにした。

芳賀・宇都宮LRTは、宇都宮ライトレール株式会社が営業主体、芳賀町と宇都宮市が整備主体となる公設型上下分離方式による軽量軌道交通(LRT)。

整備区間はJR宇都宮駅東口(栃木県宇都宮市)と本田技研北門(栃木県芳賀町)を結ぶ14.6kmで、2018年6月に宇都宮駅東口から工事が開始されている。

宇都宮市が発表した2020年12月末時点の工事進捗状況によると、同市域では、事業面積全体の約95%程度の事業用地を取得。鬼怒川橋梁の架設や軌道敷設など、整備区間の工事が8割程度進んでいるものの、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、残る用地取得に時間を要していること、2割の工事が未着手となっていることを理由に、開業時期が当初目標より1年先送りした2023年3月となる見込みになったとしている。

車両についても新型コロナウイルスの影響を受けており、2020年度末までに1編成目の納入を目指していたが、一部外国製部品の調達が遅れている関係で、目標より2カ月程度先になる見込みとなっている。

また、総事業費については当初、概算で宇都宮市域分412億円、芳賀町域分46億円の計458億円とされていたが、着工後の精査で、前者が191億円増、後者が35億円増となり、計684億円(税別)になる見込みとなった。これは「現地の施工条件等への対応や建設需要の増加などの社会情勢の変化、安全性・利便性の向上」を理由としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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