トヨタTRI、自動運転など35の新プロジェクト開始…共同研究プログラムが次の段階へ

トヨタの自動運転実験車 TRI-P4。レクサスLSベース(参考)
トヨタの自動運転実験車 TRI-P4。レクサスLSベース(参考)全 4 枚

トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)は1月26日、米国の16の大学と共同研究プログラムの次の段階を開始すると発表した。

2016年1月、米国カリフォルニア州シリコンバレーに設立されたTRIは、5年間で約10億ドルの予算を投じ、主に4つの目標を掲げて人工知能(AI)研究に取り組んできた。具体的には、事故を起こさない車をつくるという究極の目標に向けて、車両の安全性を向上させるとともに、従来以上に幅広い人々に運転の機会を提供できるよう、車をより利用しやすいものにするために尽力してきた。

また、モビリティ技術を活用した屋内用ロボットの開発を進めてきたほか、人工知能や機械学習の知見を利用しながら、科学的・原理的な研究を加速させてきた。TRIはこの目標に沿って、スタンフォード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)などと、合計98の研究プログラムに取り組んできた。その成果が、69件の特許出願とおよそ650件の論文だ。

TRIは今回、米国の16の大学と共同研究プログラムの次の段階を開始すると発表した。TRIは、自動運転、ロボット工学、機械支援認知における困難な技術的課題の解消に焦点を当てた35の新たな共同研究プロジェクトを主導する。

TRIは、今後5年間の共同研究プログラムには、7500万ドル以上の投資が含まれており、自動車メーカーによる世界最大の共同研究プログラムのひとつになる、としている。

《森脇稔》

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