アウディ最強SUV『RS Q8』、740馬力に強化…アプトが125台限定発売

最大トルクは93.8kgmに向上

0-100km/h加速3.4秒で最高速は315km/h

専用のカーボンファイバー製エアロパーツ

アプト・スポーツライン のABT RS Q8-R
アプト・スポーツライン のABT RS Q8-R全 9 枚

アプト・スポーツライン(ABT Sportsline)は2月4日、アウディ最強のSUV、『RS Q8』(Audi RS Q8)のカスタマイズモデル、ABT『RS Q8-R』を欧州で発表した。

アプト・スポーツラインは、ドイツに本拠を置き、アウディとフォルクスワーゲンのトップチューナーとして知られる存在だ。アウディと協力し、「フォーミュラE」にも参戦している。

アプト・スポーツラインは、アウディ最強のSUVのRS Q8のカスタマイズモデル、RS Q8-Rを欧州で発表した。1896年に設立されたアプト・スポーツラインの創業125周年に合わせて、125台を限定発売する予定だ。

最大トルクは93.8kgmに向上

ベース車両のRS Q8には、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボ「TFSI」エンジンを搭載し、最大出力600hp、最大トルク81.6kgmを引き出す。最大トルクは、2200~4500rpmで発生し続ける特性だ。

トランスミッションは8速「ティプトロニック」、駆動方式は4WDの「クワトロ」で、RS専用チューンが施された。0~100km/h加速は3.8秒、0~200km/h加速は13.7秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。最高速は「RSセラミックブレーキ」を含む「ダイナミックパッケージ」装着車では、305km/hに引き上げられる。RS Q8は2019年末、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、SUVの最速記録を樹立している。

アプト・スポーツラインは、このエンジンにABTエンジンコントロールユニットを装着する。特別に設計されたインタークーラーと連動して、最大のパワーと耐久性を発揮するという。最大出力は740hp、最大トルクは93.8kgm。ベース車両のRS Q8の最大出力600hp、最大トルク81.6kgmに対して、パワーは140hp、トルクは12.2kgm引き上げられた。

0-100km/h加速3.4秒で最高速は315km/h

強化されたエンジンにより、0~100km/h加速は、3.8秒から3.4秒に、0.4秒短縮。オプションで最高速は315m/hに引き上られる。ベース車両のRS Q8の305km/hに対して、10km/hの上乗せとなる。

足回りは、横方向のダイナミクスを向上させるために、エアサスペンションを「ABTレベルコントロール(ALC)」でスポーティな味つけに変更した。車高はコンフォートモードでは、25mm低くなる。ダイナミックモードでは15mm低められる。ABTのエグゾーストシステムはステンレス製で、直径102mmのエンドパイプカバーから、スポーティなサウンドを発生するという。

専用のカーボンファイバー製エアロパーツ

内外装には、アプト・スポーツラインらしいカスタマイズを施した。専用のエアロパーツは、カーボンファイバー製だ。フロントスカート、フロントリップスポイラー、ドアミラーカバー、サイドスカート、フェンダーエクステンション、リアスカート、リアスポイラーを組み合わせており、ボルトオンで装着できる。23インチのGRホイールは、ダイヤモンド加工仕上げのシルバーアクセント仕様に代えて、ABTインディビジュアルによって、グロスブラックで塗装された。タイヤサイズは、295/35R23としている。

インテリアには、ABTステアリングホイールを装着する。アームレストとセンターコンソール、シートが専用デザインとなる。

アプト・スポーツラインのRS Q8-Rは、ボディカラーにサンマリノブルーメタリックが選択できる。アプト・スポーツラインは、RS Q8-Rが日常の使い勝手に劣るスーパーカーの代替手段になる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  2. スバル初の小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』正式発表、2026年発売へ
  3. 大成建設、高速走行中の給電に成功、EV向け「無線給電道路」の実証実験で[新聞ウォッチ]
  4. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
  5. エブリイ&ハイゼットオーナー必見! 最新便利アイテムをレビュー[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る