トヨタGAZOOレーシング、ニュル24時間の参戦を断念…コロナ禍のため2021年も

2019年ニュルブルクリンク24時間レース
2019年ニュルブルクリンク24時間レース全 6 枚

12日、トヨタGAZOOレーシング(TGR)が2021年のモータースポーツ活動計画を発表した。そのなかで、ニュルブルクリンク24時間レースへの参戦を昨年に続き見送る旨が告げられている。

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TGRの2021年モータースポーツ活動については、既に開幕している世界ラリー選手権(WRC)をはじめ、世界耐久選手権(WEC)、国内トップ戦線のSUPER GTやスーパーフォーミュラ等に関しては基本的に発表済み。今回、新たに発表された内容のなかで目を引くのは、2年連続となるニュルブルクリンク24時間レース参戦「見送り」である。

ドイツ、ニュルブルクリンクで例年5~6月に開催される24時間レースは、「TGRが目指す『もっといいクルマづくり』の活動の原点」に位置付けられるレース。2019年までTGRは常連だった。2010年代は“日本勢”の参戦が年々活発化しており、注目度右肩上がりの一戦ともなっていたのである。

昨年(2020年)のニュル24時間は新型コロナウイルス感染拡大によって9月に延期開催された。しかし、コロナ禍の影響は遠征が主体となる日本勢の参戦減少を呼び、TGRは参戦を見送っていた。そしてコロナ禍が収束しないなか、今年(6月3~6日開催予定)の大会への参加もTGRは断念する格好になったもの。

TGRはプレスリリースのなかで「今年こそという思いで参戦に向けて準備を進めてきました」と語り、再度の参戦見送りを「苦渋の決断」としている。ただ、文言は「TGRの『人とクルマを鍛える』活動に終わりはありません。今後ももっといいクルマづくりを継続していきます」と続けられており、状況が整えば2022年以降にニュル24時間レース参戦を再開、そんな意思をうかがわせてもいる。

また、トヨタとホンダ、モビリティランドの3社はやはり12日に、3月の開催を目指していた鈴鹿サーキットでのファンイベント「モースポフェス2021 SUZUKA~モータースポーツファン感謝デー~」の開催見送りを発表している。このイベントは、カワサキ、スズキ、スバル、ダイハツ、トヨタ車体、日産、日野、マツダ、三菱、ヤマハの各社も協力する“オールジャパン”の取り組みのもと、オンライン等の活用も考慮しながら開催実現を模索し続けていたという。しかし緊急事態宣言が延長された社会状況を受け、「オンライン配信を含むすべてのイベント開催を見送る」こととなった。

先月(2021年1月)には、異例の“年明け最終戦”として鈴鹿サーキットで開催される予定だった「2020年スーパー耐久シリーズ第6戦」が中止になり、その後、2020年のスーパー耐久はそのままシーズン終了となるなどの出来事も生じている。コロナ禍のモータースポーツ界への影響は国内外でまだまだ続きそうな情勢だ。

《遠藤俊幸》

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