アルプスアルパイン、コネクテッドカー向け事業を強化…国内初5.9GHz帯C-V2X実験試験局免許を取得

いわき事業所のテストコース
いわき事業所のテストコース全 1 枚

アルプスアルパインは2月10日、総務省から国内初となる5.9GHz帯C-V2X実験試験局免許を取得したと発表した。

免許取得を受けて今後、同社のいわき事業所で、米国のクアルコムテクノロジーズと共同開発する高精度位置測位情報を使ったC-V2Xシステムの実証実験を開始する。

C-V2Xは、車車間や路車間などのクルマがさまざまなものがつながるための通信方式の一つ。従来、自動車の通信方式はETCなどで使われてきたDSRCが中心だったが、コネクテッドカー向けにはC-V2Xが主流になる見通し。

C-V2Xでは、米中を中心に5.9GHz帯を利用周波数帯と定め、電波法の改正が検討されている。日本では、5.9GHz帯は移動中継局が使用する周波数帯と重なるため、これまで実験試験局免許取得は進んでこなかった。

しかし、2020年5月に総務省の「周波数再編アクションプラン」の中で、5.9GHz帯をC-V2X用の周波数帯として割り当てた際の既存無線通信システムとの共用に関する技術的条件について、2021年度末までに検討することが公表された。

アルプスアルパインは総務省から5.9GHz帯におけるC-V2X実験試験局免許を取得し、いわき事業所で高精度位置測位情報を活用した開発中のC-V2Xシステムの実証実験を開始する。社会実装評価を推進するとともに、会得した知見をC-V2Xアプリケーションに応用して、欧米中など、グローバル展開を進め、より安心、安全で高度な道路交通情報システム実現につなげる。

実証実験を実施する、いわき事業所は車載製品に関する多数の評価設備を備える。中でも周回1kmのテストコースは、広域通信の特徴を持つC-V2Xの評価に適しているとしている。

《レスポンス編集部》

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