中国の新興EVメーカー小鵬汽車は、同社のフラッグシップセダン『P7』に対し大規模なOTA(ワイヤレス通信による)アップグレードを開始したことを発表した。同社6年の歴史の中でもっとも大規模なもので、小鵬の車両向けOSであるXmart OSの新しいバージョン2.5.0を配信する。
P7に対しては、2020年4月の発売以来これまでに5回のOTAを通じてメジャーアップグレードを実施し、31の新機能が追加されてきた。今回の新しいXmart2.5.0は、自動運転支援、音声対話シナリオの拡充、スマートオーディオ、車載アプリ、パーソナライズなど、複数のモジュールにわたる40以上の新機能と200以上の機能の最適化を中国の顧客に提供するものだ。
今回のOTAの主な新機能は、ナビゲーションガイドパイロット機能のパブリックベータバージョンだ。ナビゲーションガイドパイロットとは目的地までの運転支援機能で、中国国内のHDマップ配信可能エリアの高速道路で利用できるもの。主な機能は次のとおり。