アウディの新型電動SUV、4月中旬デビューが決定…『Q4 e-tron』

新世代のコックピットデザイン

大型パネルに操作系を集約配置

VWグループのEV向けモジュラー車台「MEB」がベース

ひとクラス上のセグメントに匹敵する荷室スペース

アウディ Q4 e-tron のプロトタイプ
アウディ Q4 e-tron のプロトタイプ全 36 枚

アウディは3月23日、新型EVの『Q4 e-tron』(Audi Q4 e-tron)を4月中旬にワールドプレミアすると発表した。今夏、欧州市場で発売される予定だ。

写真:アウディ Q4 e-tron

アウディは2020年7月、『Q4 e-tron コンセプト』と『Q4 スポーツバック e-tron コンセプト』を発表した。このうち、Q4 e-tron コンセプトの市販版が4月中旬、Q4 e-tronとしてワールドプレミアされる予定だ。Q4 e-tronは電動SUVとなる。

新世代のコックピットデザイン

Q4e tronのインストルメントパネルは、プログレッシブなエレガンスを表現し、開放感を強調しているという。新世代のコックピットは立体的なデザインが特長になる。

操作ユニットとディスプレイユニットが、これまで以上にデザイン要素の機能を担うという。ドライバー用のデジタルインストルメントは、ひし形に埋め込まれている。エアベントはドライバー正面のメーターパネルの左右に配され、これが助手席側まで伸びて、助手席側のエアベントと一体感を持たせた。中央の「MMIタッチディスプレイ」は、ドライバーに向かって傾けられ、人間工学に基づいたアクセス性を追求している。

テックレイヤーとして知られるリーンインレイは、ディスプレイの上にあり、インストルメントパネルにつながっている。パネルの表面素材には、オープンポアライムウッド、2つの異なるデザインのアルミ、プラスチックがある。部分的にリサイクル素材で作られたテクニカルハイブリッドファブリックは、「Sライン」のインテリアに用意される。アウディ Q4 e-tronアウディ Q4 e-tron

大型パネルに操作系を集約配置

ドライバーの手の届く位置には、エアコンのコントロールユニットがある。その下には、ブラック仕上げの大型パネルが採用された。この大型パネルには、コンパクトなシフトレバー、容量性回転式ボリュームコントロール、スタート/ストップボタン、ハザード警告灯スイッチ、「アウディドライブセレクト」のボタンなど、操作系が集約配置される。

フロントシートには、側面衝突時のサイドエアバッグに加えて、運転席右側(左ハンドル車の場合)からセンターエアバッグが展開し、運転席と助手席の乗員がぶつからないようにする。オプションでシートヒーター、電動調整、電動ランバーサポートが選択できる。シートは、ヘッドレスト一体設計のベーシックバージョンとスポーツバージョンがあり、オプションでひし形パターンが用意される。

インテリアカラーは、ブラック、スチールグレー、サントスブラウン、パーガメントベージュから選択できる。ベーシックバージョンには5つのパッケージがあり、Sラインインテリアには、4つのパッケージが用意される。それぞれ、ドアシルのトリム、アクセント面の塗装色、アームレストの素材、ヘッドライニングが異なる。インテリアのすべてのオプションパッケージには、白色LED照明、マルチカラーアンビエント照明パッケージプラスが含まれている。アウディ Q4 e-tron のプロトタイプアウディ Q4 e-tron のプロトタイプ

VWグループのEV向けモジュラー車台「MEB」がベース

アウディはQ4 e-tronで、真のオールラウンダーを提示することを目指している。ボディサイズは全長4590mm、全幅1865mm、全高1613mm。アウディによると、コンパクトSUVセグメントに分類されるという。

Q4 e-tronは、アウディが属するフォルクスワーゲングループのEV向けモジュラー車台、「MEB」をベースにしている。フロントのオーバーハングを860mmと短くする一方、ホイールベースは2760mmと長くした。これにより、インテリアの有効長は1830mmとなり、大型SUVに匹敵するという。

ドアは大きく開き、シートは高い位置にレイアウトされた。2列目のシート高は、前席よりも約70mm高い。それでいて、頭上空間は充分に確保されており、足元の空間にもゆとりがあるという。室内の広さは、プレミアムセグメントの競合コンパクト電動SUVを上回る、とアウディは自負する。アウディ Q4 e-tronアウディ Q4 e-tron

ひとクラス上のセグメントに匹敵する荷室スペース

アウディQ4 e-tronには、グローブボックスを含めて合計24.8リットルの収納スペースが設けられる。センターコンソールには、2つのカップホルダー、カバー付きの容量4.4リットルの収納コンパートメント、2つ(またはオプションで4つ)のUSB Type-Cソケット、「アウディスマートフォンボックス」が装備される。ドアのアームレストには、容量が最大1リットルのドリンクホルダーを備えている。このアッパーボトルホルダーは、デザイナーとエンジニアの緊密な協力により開発され、限られたドアスペースを有効活用しているという。

Q4 e tronの荷室は、容量が 520リットル。40:20:40の3分割で倒せる後席を折りたたむと、フラットで最大1490リットルの空間に拡大する。これは、ひとクラス上のプレミアムSUVセグメントに匹敵するという。オプションで、パーティションネットとラゲッジコンパートメントパッケージも用意している。

《森脇稔》

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