アルピナ、621馬力の『B8グランクーペ』発表…BMW 8シリーズ がベース

アルピナらしい演出が施された内外装

0-100km/h加速3.4秒で最高速は324km/h

アルピナ伝統の20スポークデザインホイール

アルピナ B8 グランクーペ
アルピナ B8 グランクーペ全 12 枚

アルピナは3月24日、アルピナ『B8グランクーペ』(ALPINA B8 Gran Coupe)をデジタルワールドプレミアした。

写真:アルピナ B8 グランクーペ

アルピナは1961年に創業した。BMWのチューニングを行う小さな会社だったが、1964年にはその実力がBMW本社に認められ、BMW公認チューナーに。そして、1983年には、ドイツ政府から自動車メーカーとしての認証も受けた。アルピナの新車には、BMWのメーカー保証が適用される。

アルピナの最新作として、3月24日にデジタルワールドプレミアされたのが、B8グランクーペだ。アルピナの現行ラインナップには、BMW『3シリーズ』ベースの『B3』、BMW『5シリーズ』ベースの『B5』、BMW『7シリーズ』ベースの『B7』、BMW『X7』ベースの『XB7』などがある。B8グランクーペは、BMW『8シリーズ』の4ドアクーペ、BMW『8シリーズグランクーペ』がベースだ。

アルピナらしい演出が施された内外装

内外装には、アルピナらしい演出が施された。エクステリアは、ベース車両の8シリーズグランクーペの流れるようなボディラインによって形成されるエレガントなシルエットを維持しながら、空力的に最適化されたエアロパーツを追加した。

フロントバンパーに設けられた大型エアインテークを通じて、インタークーラーに空気が供給される。リアバンパーには、ディフューザーが装着された。トランクには、アルピナらしく控えめなリアスポイラーが追加されている。ステンレス製のツインテールパイプが、リアバンパーに組み込まれる。

内装には、天然レザーによる「アルピナ・ラヴァリナ・インテリア」を採用した。ステアリングホイールの「スウィッチトロニック」のパドルシフトは、CNC を用いてアルミから削り出され、マットブラックで仕上げられた。

マルチファンクションシート、最新のナビゲーションやインフォテイメントシステム、「BMWドライビング・アシスト・プロフェッショナル」などの先進運転支援システム(ADAS)も装備される予定だ。ウォールナットのインテリアトリムも導入されている。

0-100km/h加速3.4秒で最高速は324km/h

パワートレインは、BMWの4.4リットルV型8気筒ガソリンエンジンをチューニングして搭載する。アルピナのツインターボ「ビ・ターボ・チャージング・システム」により、最大出力621ps、最大トルク81.6kgmを獲得する。81.6kgmの最大トルクは 2000rpmの低回転域で発生し、5000rpmまで維持される。

パワフルなV8ツインターボによって、0~100km/h加速は3.4秒で駆け抜ける。最高速は324km/hに到達する。

「アルピナ・スポーツ・エキゾースト・システム」は、アルピナらしい独自のV8エンジンサウンドを奏でる。アルピナ・スポーツ・エキゾースト・システムは、走行モードとアクセル開度に応じて、控えめなサウンドから、低音を力強く響かせるエモーショナルなスポーツサウンドに変化する。

アルピナ伝統の20スポークデザインホイール

ピレリと専用タイヤを共同開発した。21インチホイールには、アルピナ伝統の20スポークデザインが採用されている。アルピナのエンブレムが配されたロック付きのセンターホイールカバーが付く。

フロントアクスルには、ブレンボ製の4ピストン固定キャリパーと395mm径のブレーキディスクを装着した。リアアクスルには、フローティングキャリパーと398mm径のブレーキディスクを採用している。

「アルピナ・スポーツ・サスペンション」は、長距離走行時の快適性と正確なハンドリングを両立させることを目指したという。

《森脇稔》

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