ベントレー『フライングスパー』に2022年型、静粛性を向上…欧州発表

設計段階でのコンピューター支援技術でNVH性能を低減

ウッドパネルが回転して12.3インチのタッチスクリーンが出現

ツインターボはW12とV8の2種類

ベントレー・フライングスパー
ベントレー・フライングスパー全 13 枚

ベントレーは5月10日、『フライングスパー』(Bentley Flying Spur)の2022年モデルを欧州で発表した。

写真:ベントレー・フライングスパー

設計段階でのコンピューター支援技術でNVH性能を低減

2022年モデルには、最新の先進運転支援システム(ADAS)が搭載される。交通標識認識、拡張セーフガード機能、トップビューカメラを標準装備した。ハンズフリーのトランクオープニング、ウェルカムライト、自動調光ミラーも標準化されている。

エアイオナイザーも、2022年モデルには標準装備される。中央のエアベントから、マイナスイオンを放出してキャビンの空気をクリーンに保つ。エアイオナイザーから放出されたマイナスイオンによって、空気中を漂うほこりやアレルゲンなどの汚染物質がマイナスの電気を帯び、近くの物質表面に付着する。その結果、乗員が呼吸する空気から、汚染物質が除去されるという。

ボディカラーには、新色のカンブリアングレーが追加された。これにより、ボディカラーの選択肢は、63色に増えている。また、2022年モデルでは、設計段階における高度なコンピューター支援技術により、騒音、振動、ハーシュネス(NVH)を低減させている。

ダッシュボードなどには、薄いマットラッカーで仕上げられたオープンポアベニアがオプションで選択できる。「Crown Cut Walnut」、「Dark Burr Walnut」、「Koaベニア」を、オープンポア仕上げで装着することができる。

厳選された形の整った木材から加工されたオープンポアべニアは、3層の薄いラッカーで塗装されており、厚さは0.1mm。ベントレーのハイグロスラッカーコーティングは厚さ0.5mmで、光沢のある滑らかな仕上がりが特長。それぞれの層は手作業で塗布され、その合間に研磨され、ラッカーが木目に自然になじむようにした。その結果得られるワックス仕上げは、木材が持つ自然な色と質感を強調しているという。ベントレー・フライングスパーベントレー・フライングスパー

ウッドパネルが回転して12.3インチのタッチスクリーンが出現

インテリアでは「ベントレーローテーションディスプレイ」が装備できる。エンジンスタートボタンを押すと、ダッシュボード中央のウッドパネルが回転して、12.3インチのタッチスクリーンが現れ、カスタマイズ可能な3種類のウィンドウがタイル表示される。ローテーションディスプレイをさらに回転させると、2つ目の面には外気温計とコンパスとクロノメーターなどのアナログメーターが3つ現れる。3つ目の面は、シンプルかつシームレスなウッドパネルで、デジタル表示は一切なくなる。

後席には、「タッチスクリーンリモート」が装備される。コンソールに一体化されており、ボタンひとつで簡単に取り外しできる。タッチスクリーンリモートによって、ブラインド、リアシートのマッサージ機能、後席のクライメートコントロールなどさまざまな操作が可能。ムードライティングなどの設定も保存できる。

ツインターボはW12とV8の2種類

パワートレインは2種類を用意した。直噴6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力635ps、最大トルク91.8kgmを引き出す。トランスミッションは、ZF製の8速デュアルクラッチ、駆動方式は4WDを組み合わせる。

4WDシステムは、リアアクスルにトルクが伝達される2WD走行が基本になる。路面状況の変化やスリップの発生を検知すると、自動的に4WDに切り替わり、フロントアクスルにもトルクが伝達される。0~100km/h加速3.8秒、最高速333km/hの性能を備えている。

直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力550ps、最大トルク78.5kgmを引き出す。2000rpmに達する直前に78.5kgmの最大トルクを発生すると、豊かなトルクを4500rpmまで維持する。トランスミッションは8速ATで、0~100km/h加速4.1秒、最高速318km/hの性能を可能にしている。

《森脇稔》

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