アルファロメオが「ミッレミリア2021」に参加 6月に開催のヒストリックレース

1927年に始まったイタリアの伝統的公道レース

1927~1957年の30年間にミッレミリアで11勝

アルファロメオの歴史的コレクションの中から複数が参加予定

アルファロメオ 6C 1750 グランスポルト(2018年のミッレミリア)
アルファロメオ 6C 1750 グランスポルト(2018年のミッレミリア)全 18 枚

アルファロメロ(Alfa Romeo)は5月13日、6月にイタリアで開催される「ミッレミリア2021」に参加すると発表した。

【画像全18枚】

1927年に始まったイタリアの伝統的公道レース

ミッレミリアは、1927年に始まったイタリアの伝統的公道レースだ。北部のブレシアを起点にローマへ南下し、再び北上して、ブレシアでゴールする。総走行距離が1000マイル(約1600km)であることから、ミッレミリアと呼ばれる。

ミッレミリアは1957年に起きた大事故により、レース開催が中止されたが、1977年に復活した。現在はクラシックカーが往年の姿のまま出走するエキシビション(タイムトライアル)レースとして、人気を集めている。

1927~1957年の30年間にミッレミリアで11勝

アルファロメオとミッレミリアの関係は深い。1927~1957年の30年間に、アルファロメオは11勝を上げている。

例えば、1929年のミッレミリアでは、ジュセッペ・カンパーリとジュリオ・ランポーニのドライブする『6C 1750スーペルスポルト』が優勝を果たした。6C 1750 スーペルスポルトは、合計26台が出走した中で25台が完走し、トップ10に6台が入るという圧倒的な強さを見せた。1930年には、『6C 1750グランスポルト』がミッレミリアで活躍している。

1931年のミッレミリアでは、カルロ・ガザビーニとアンジェロ・ガッタ組が『6C 1750 スポルト』を駆り、総合8位に食い込んだ。6C 1750 スポルトは、アルファロメオのエンジニア、ヴィットリオ・ヤーノが設計したスクリュー式のダブルワッシャーでバルブギアを制御するツインカムエンジンを搭載しており、高速カムへの瞬時の切り替えを可能にしていた。このエンジンには細かな改良も加えられ、最大出力は55hp/4000rpmへと高められ、最高速125km/hの性能を可能にしていた。

アルファロメオの歴史的コレクションの中から複数が参加予定

アルファロメオは6月16~19日にイタリアで開催されるミッレミリア2021にエントリーする。ミッレミリア2021のスタートラインには、アルファロメオのヘリテージ部門のエンジニアの支援を受けて、アルファロメオの歴史的コレクションの中から、複数のアルファロメオが並ぶ予定だ。

また、欧州市場で発売されたばかりの新型『ジュリアGTA』も、ミッレミリア2021に参加する。新型ジュリアGTAは、アルファロメオの名車、『ジュリア・スプリントGTA』に敬意を表して開発された。「GTA」とは、「グラン・ツーリスモ・アレッジェリータ」の略で、アレッジェリータとは、イタリア語で「軽量化」を意味する。

アルファロメオは1965年、当時の『スプリントGT』をベースにしたレース仕様車、ジュリア・スプリントGTA を発表した。アルファロメオのレース部門の「アウトデルタ」が開発を担当。アルミ製ボディを採用して車両重量を745kgに抑え、ベース車両の950kgと比較して、205kgもの軽量化を達成していた。同車は1966~1969年、4年連続で欧州ツーリングカー選手権を制し、その名を歴史に刻んでいる。

新型ジュリアGTAは、ベース車両の『ジュリア・クアドリフォリオ』のパワートレインを高性能化して搭載する。オールアルミ製の2.9リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力が540hpへ引き上げられた。

このスペックは、ジュリア・クアドリフォリオの510hpに対して、30hpの強化にあたる。パワーウェイトレシオは2.82kg/hpで、アルファロメオによると、クラス最高という。ローンチコントロールシステムを使用した場合、0~100km/h加速を3.6秒で駆け抜ける。

ドライブシャフトやボンネット、ルーフ、フロントバンパー、フロントホイールアーチ、リアホイールアーチインサートなどをカーボンファイバー素材に変更した。エンジン、ドア、サスペンションシステムには、アルミ素材を使用。他のさまざまな複合素材も、車両全体に使用されている。

《森脇稔》

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