ダカールラリー2022にファクトリー参戦するアウディ…強力な布陣発表、優勝常連のサインツやペテランセルら

左からエクストローム組、サインツ組、ペテランセル組。
左からエクストローム組、サインツ組、ペテランセル組。全 5 枚

2022年1月に開催が予定されるダカールラリーの次回大会に、新たな“電動ドライブコンセプトマシン”でファクトリーレベルの参戦をするアウディが、そのドライビングクルーを発表した。ダカール四輪の総合優勝常連者を複数確保するなど、非常に強力な布陣となっている。

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年初恒例のラリーレイド最高峰大会「ダカールラリー」。最近は中東サウジアラビアで開催されているが、アウディはその2022年大会にファクトリーレベルでの参戦を新たに企図、電動ドライブコンセプトマシンとされる画期的な挑戦車を準備している(これら計画は発表済み=既報)。

そのアウディが5月31日、約7カ月後のダカールラリー2022年大会に出場する自陣のドライバー&コ・ドライバー3組を発表した。ドライバーは下記の通り(カッコ内、Co:に続く英字は各コ・ドライバー名)。

マティアス・エクストローム(Co: E. Bergkvist)
カルロス・サインツ(Co: L. Cruz)
ステファン・ペテランセル(Co: E. Boulanger)

エクストロームはアウディのモータースポーツ活動とは縁深いドライバーで、主にDTMでの活躍で知られる選手。DTMでは2度の王座獲得経験があり、サーキットレース以外にも活動の幅は広い。2016年には世界ラリークロス選手権のチャンピオンとなっており、ダカールラリーにも今年1月の直近大会に出場している(ライト・ウエイト・ビークルの部門に出場)。

サインツとペテランセルは、ダカール四輪の総合優勝常連と呼べる存在だ。近年もプジョーやMINIで活躍してきており、若き日には世界ラリー選手権(WRC)で2度タイトルを獲得したサインツは、ダカール四輪では2010、18、20年と3度の総合優勝歴を有する。

ペテランセルはダカールの二輪で6度の総合優勝を成し遂げたのち、四輪に転向。今年2021年大会で自身8度目の四輪総合優勝を成し遂げた(二輪と四輪をあわせたダカール総合優勝回数は14回)。

アウディスポーツGmbHのマネージングディレクターで、アウディの国際的なモータースポーツ活動を統べるユリウス・シーバッハは、「ドリームチームだ」と自陣の陣容を評す。また、アウディ スポーツのファクトリー・モータースポーツ活動の責任者アンドレアス・ルースも、「ダカールで最後に違いを生むのはドライバーとコ・ドライバーだと考える。その意味で、最高レベルの3組がいるという事実はとても心強い」と語っている。

3人のドライバーのなかでも最年長、来年の大会後の4月には60歳となるサインツ(フェラーリのF1ドライバー、カルロス・サインツJr.の父)は、「59歳の今も私はハングリーなんだよ。そうでなければ、この新しいチャレンジに挑むことはしないさ。子供の頃、私はラリードライバーになるのが夢だった。その情熱は変わっていないんだ」とコメントし、自身の挑戦の新たな章に向けて意気込んでいる。

2022年のダカールラリーでは、この“アウディ・ファクトリーチーム”が主役となるのだろうか。大会は1月2~14日にサウジアラビアで開催される予定だ。

《遠藤俊幸》

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