BMWのEV初の「M」、i4 に設定…加速はM4クーペ新型に匹敵

ツインモーターは最大出力544hp

専用のアダプティブ M サスペンションとM スポーツブレーキ

新世代EV向けの走行サウンドをオプション設定

スポーツシートやスポーツステアリングホイールを標準装備

BMW i4 M50
BMW i4 M50全 12 枚

BMWグループ(BMW Group)は6月2日、新型EVのBMW『i4』に、EV初の高性能な「M」モデルとして、「M50」グレードを欧州で設定すると発表した。

写真:BMW i4 の「M50」

BMW i4はフルEVの4ドアグランクーペだ。BMWならではのスポーティさ、快適さ、持続可能なパフォーマンスをバランスさせているという。

BMW i4 は、プレミアムミッドサイズセグメントにおける持続可能なスポーツ性、快適性、日常使いやすさを追求した。4ドアのグランクーペは、伸びやかなクーペプロポーション、流れるようなルーフライン、フレームレスウィンドウ、大型テールゲートを備えた、エレガントでスポーティなデザインが特徴という。前面空気抵抗を示すCd値は 0.24とした。

ツインモーターは最大出力544hp

このBMW i4 に欧州で設定されるのが、EV初の高性能なMモデル、M50グレードだ。前後アクスルにモーターを搭載する。このツインモーターは、最大出力544hp、最大トルク81kgmを引き出す。BMW i4 M50BMW i4 M50

544hpのパワーは、同等クラスのガソリン車、新型『M4クーペ』の「コンペティション」の直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンが生み出す最大出力510hpを、30hp以上上回るものだ。最大トルク81kgmは、新型『M4クーペコンペティション』の最大トルク66.3kgmを、およそ15kgm上回る。

BMW i4のM50には、スポーツブースト機能が備わる。これにより、0~100km/h加速は3.9 秒で駆け抜ける。新型M4クーペコンペティションの0~100km/h加速3.9秒に肩を並べる。また、1回の充電での航続は、WLTP サイクルで最大510kmに到達する。

専用のアダプティブMサスペンションとMスポーツブレーキ

コンバインド・チャージング・ユニットにより、最大出力200kWのDC急速充電ステーションが利用できる。およそ10 分で140kmの走行に必要なバッテリー容量を充電できる。ユーザーは、公共充電ステーションとIONITYハイパワー充電ステーションを、特別料金で利用することができる。

サスペンションは、フロントがダブルジョイントスプリングストラット、リアが5 リンクだ。リアには、エアサスペンションを標準装備する。BMWの電動4WDで初めて、ホイールスリップの制限機能が組み合わされており、トラクション性能を追求している。

BMW i4のM50 には、専用のアダプティブ M サスペンション、バリアブルスポーツステアリング、M スポーツブレーキシステムを装備する。オプションで最大20インチの M アルミホイールが選択できる。MカーボンエクステリアパッケージとMパフォーマンスパーツも用意されている。BMW i4 M50BMW i4 M50

新世代EV向けの走行サウンドをオプション設定

BMWの新世代EV向けの走行サウンド「BMW Iconic Sounds Electric」がオプション設定された。このサウンドは、作曲家のハンス・ジマー氏と共同開発された。EVでも内燃エンジン車のようなドライビングプレジャーを体験したいという顧客に向けたオプションとなる。

基本的な設定では、BMW Iconic Sounds Electricは、BMWブランドのEVの基本的な特長を伝えるために、クリアな音色を採用している。しかし、ドライバーがアクセルを踏むと、負荷と速度が増すにつれて、走行サウンドが変化する。とくにスポーツモードでは、スポーティなサウンドに変わる。「ECOPROモード」で走行している場合にのみ、音響フィードバックはゼロとなる。

i4のM50には、特別に開発されたBMW Iconic Sounds Electricを採用する。ドライブサウンドに、さらなるエネルギーがチャージされるという。また、「COMFORTモード」と「SPORTモード」の違いを明確化し、全体として、刺激的なサウンドを目指している。BMW i4 M50BMW i4 M50

スポーツシートやスポーツステアリングホイールを標準装備

ロングホイールベースとワイドトレッド、重量を最小限に抑えながら、剛性の高いボディ構造を導入した。専用のアルミ製シアーパネルも採用。フロントアクスルのサブフレームは、高電圧バッテリーのケーシングに固定されている。

インテリアは、ラグジュアリーなプレミアム性と、使い勝手の良さの両立を目指した。アコースティックグレージング、室内の予熱とプレコンディショニング、スポーツシート、スポーツステアリングホイールを標準装備する。ギアセレクターレバー、BMWコントローラー、ファンクションキー用のコントロールパネルを備えたセンターコンソールも採用される。大型テールゲートには電動開閉機構を標準装備。 470リットルの荷室容量は、後席を倒せば、最大1290リットルに拡大する。

ブレーキエネルギー回生システムを装備した。回生ブレーキの強弱を切り替えられる。交通状況に応じて、ワンペダル感覚の走行や、惰性走行を可能にしている。

《森脇稔》

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