【F1 アゼルバイジャンGP】レッドブル・ホンダのペレスが今季初優勝…アルファタウリ・ホンダのガスリー3位、角田7位

F1アゼルバイジャンGP
F1アゼルバイジャンGP全 9 枚

F1第6戦アゼルバイジャンGPの決勝レースが6日、アゼルバイジャン共和国の首都バクー市街地コースで行われ、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が今季初優勝を飾った。

5日に行われた予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得。不調だったルイス・ハミルトン(メルセデス)は予選では復活し、2番グリッドを獲得した。3位がマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、4位がピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)とセカンドローにホンダ勢が並び、以下カルロス・サインツ(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)と続いたがノリスはペナルティで3グリッド降格。6番グリッドがセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、7番グリッドが角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)となった。

決勝レースは51周。上位3台はグリッド順をキープした状態でスタートしたが、後方では6番グリッドのペレスが4位までジャンプアップを果たした。3周目にハミルトンがルクレールを捉えてトップに浮上。7周目にはフェルスタッペンもルクレールを捉え2位に浮上し、トップを追った。

12周目にトップのハミルトンがピットイン。タイヤをソフトからハードに履き替えたが、同一ラップでピットインしてきたガスリーの通過を待つために、2秒ほど時間をロスした。翌周にフェルスタッペンがピットイン。こちらは1.9秒のストップ時間でピットをあとにし、ハミルトンの前でコースに復帰することが出来た。その翌周にピットインしたペレスもハミルトンの前で復帰。前方にはまだピットストップを行っていないセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)がいたが、レッドブル・ホンダの2人が実質上のワンツー体制となった。

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19周目にトップのベッテルがピットイン。これで実際の順位でもレッドブル・ホンダがワンツー。それをハミルトンが追う展開となった。

31周目、これまでスタートからハードタイヤで周回を重ねていたランス・ストロール(アストンマーチン)のタイヤがバーストしクラッシュ。これでセフティーカーが導入された。リスタートは36周目。ここで注目されたのは6位だったベッテルだ。前を走るルクレールに果敢にアタックしオーバーテイク。さらに前を走るガスリーをも抜いて4位に浮上してきた。

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46周目、トップを走るフェルスタッペンのタイヤがバースト。ストロールと同じ状態だ。フェルスタッペンはウォールにヒットしてストップ。ここで彼のレースは終了した。

コース上に部品が散乱し、さらには他のマシンにもタイヤバーストの恐れがあったためレースは49周目で中断となった。約30分の中断を経て、グリッドについてスタンディングスタートで残り2周のレースがスタートした。この時点の順位はトップがペレス、2位ハミルトン、3位ベッテル、4位ガスリー、5位ルクレール、6位角田。2周の超スプリントレースは大波乱となり、一気にトップを狙ったハミルトンが1コーナーでコースアウトしほぼ最後尾に転落し、3位争いとなったガスリーとルクレールはコーナーごとに順位を入れ替える大バトルを展開した。

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最終的にペレスがトップフィニッシュ。自身2度目、そして今年レッドブル・ホンダに移籍してきてからの初優勝を飾った。2位はベッテルで2020年の第14戦トルコGP以来の表彰台。ガスリーは3位を守りきり、2020年のイタリアGPでの優勝以来の表彰台となった。

4位はルクレール、5位はノリス。6位は最後の2周で4つポジションを上げたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)だった。角田はノリスとアロンソとの大混戦の中で順位を落としたが、自己最高位の7位でフィニッシュした。

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次戦、第7戦フランスGPは6月18日から20日の日程で開催される。

■F1アゼルバイジャンGP 決勝レース結果
1. セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)
3. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
4. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
5. ランド・ノリス(マクラーレン)
6. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
7. 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
8. カルロス・サインツ(フェラーリ)
9. ダニエル・リカルド(マクラーレン)
10. キミ・ライコネン(アルファロメオ)
11. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
12. バルテリ・ボッタス(メルセデス)
13. ミック・シューマッハ(ハース)
14. ニキータ・マゼピン(ハース)
15. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
16. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
17. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
18. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
以上完走

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--. ランス・ストロール(アストンマーチン)
--. エステバン・オコン(アルピーヌ)

《藤木充啓》

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