ホンダ オデッセイ 生産終了、レジェンドとクラリティも…ステップワゴンは?

ホンダ・オデッセイ
ホンダ・オデッセイ全 16 枚

先日、一部で「日産『スカイライン』開発中止」と報道され、星野朝子副社長が「あきらめない」と否定したことがあった。こんどはホンダの『オデッセイ』、『レジェンド』、『クラリティ』に生産中止の噂が持ち上がった。ホンダに確認したところ、これらは本当だ。

クラリティは「オーダー受付を終了いたしました」と公式サイトでも発表されている。もともと試作的な車種で、モデル発表から5年以上たっているので、お役御免、ご苦労様でした、といったところ。レジェンド現行は3月の発表時点で100台限定販売とされており、実質、先代でデスコンだ。昨今のセダン市場の退潮を鑑みるに、次期型が用意されないのもやむをえない。

オデッセイは、コロナ禍の2020年度の販売台数が前年(2019年度)同期比93%と健闘したといえるものの、月平均では1000台に届かず。モデル登場から9年目なので、さすがに人気も下火になっての生産終了だ。4月の販売台数が2000台超え、5月も1500台プラスとなっているのはろうそくの火が消える前に……。

これら3車種はいずれも埼玉製作所狭山工場製ということで、狭山工場の完成車ライン閉鎖に伴い、生産終了というわけだ。寄居工場には移管されない。

現在、狭山工場ではもう1車種、『ステップワゴン』を作っており、これはどうなるのか? 現行モデル登場から丸6年、モデルチェンジしてもいいタイミングなのに、他の狭山工場製モデルのような生産終了の話は聞かない。しかし、ホンダから今後の予定について明確な返答は得られなかった。まったくの推測だが、ステップワゴンについては寄居工場への生産移管に合わせて、オデッセイの受け皿となる派生車や、オデッセイと統合して車名も変わることなどが検討されているのかもしれない。

オデッセイ…狭山工場の完成車ライン閉鎖に伴い、生産終了予定。
レジェンド…狭山工場の完成車ライン閉鎖に伴い、生産終了予定。
クラリティ…狭山工場の完成車ライン閉鎖に伴い、生産終了予定。
ステップワゴン…今後の詳細不明。

《高木啓》

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