複数メーカーの産業用ロボットを5Gで遠隔操作 実証試験に成功

実証実験の様子
実証実験の様子全 2 枚

ヤマハ発動機、NTTドコモ、デンソーウェーブ、ORiN協議会などは6月17日、高速通信規格「5G」を活用して複数メーカーの産業用ロボットを統合的に遠隔操作する実証実験に成功したと発表した。

実証実験にはカワダロボティクス、オフィスエフエイ・コムも参加した。異なるメーカーの産業機器を規格の壁を越えて統合するミドルウェアの「ORiN(オライン)」と、「クラウドダイレクト」を活用した。ドコモ5Gを活用した産業用ロボットの遠隔操作実験は日本で初めての成功となる。

複数メーカーのロボットを使って操作者の入力デバイスからの信号を「ORiN」で変換し、5Gを経由して、ヤマハ発製のスカラロボットとカワダロボティクス製のヒト型ロボットを操作した。実証では、異なるメーカーの産業用ロボットであっても「ORiN」を介することでメーカーの仕様の差分を吸収、統合的に接続できることを確認した。

5Gを使用することで、現場の4K映像をリアルタイムにロボット操作者のディスプレイに表示でき、操作者のロボットへの入力信号のタイムリーな反映ができることも確認したとしている。この結果、操作者の違和感を軽減し、円滑な操作を実現した。

《レスポンス編集部》

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