フォルクスワーゲン(Volkswagen)乗用車ブランドは7月20日、2021年上半期(1~6月)のEVの世界販売の結果を発表した。総販売台数は9万2859台。前年同期に対して、約2.8倍と大きく伸びた。
フォルクスワーゲン乗用車ブランドのEVモデル攻勢は、2020年にヨーロッパでコンパクトEVの『ID.3』を発売したことによって始まった。2021年3月には、欧州に続いて米国と中国でも、電動SUVの『ID.4』を発売した。さらに、中国の顧客のニーズに合わせて特別に開発された最大7シーターの電動SUVの『ID.6』が、6月から中国で発売されている。
上半期のEVの世界販売台数9万2859台のうち、最多を占めたのは、ID.4で3万7292台。ID.3が3万1177台で、これに続いた。
フォルクスワーゲングループの営業部門のトップ、クリスチャン・ダールハイム氏は、「第3四半期(7~9月)には、フォルクスワーゲンID.ファミリーの拡大により、中国でのEVの納車が大幅に増加すると予想される」と語る。
フォルクスワーゲン ID.4フォルクスワーゲン乗用車ブランドの2020年の電動車(EVとプラグインハイブリッド車)の世界販売台数は約21万2000台。前年比は158%増と大きく伸びている。