ポルシェが開発を進めているオールラウンダー、『911サファリ』市販型の最新プロトタイプがニュルブルクリンクに再出現した。
同ブランド伝説のラリー仕様「サファリ」を彷彿させるハイライディング911は、これまで何度か登場しているが、最後に発表されたのは、2012年のコンセプトカー『911ビジョンサファリ』だ。頑丈なホイールアーチとリフトアップされたボディ、ルーフにはライトバー、分厚いバンパーを装備し、インテリアは必要最低限に絞られ、ロールケージとバケットシートが備えられていた。
2020年10月にニュルで捉えたプロトタイプは、911よりサスペンションが若干高くなり、ホイールアーチに発泡スチロールを付けていた。しかし、今回目撃したプロトタイプでは、フロント&リアフェンダーにホイールアーチを固定、より整備されている様子が伺える。またサスペンションはより高くなっているほか、フロントバンパー下部のコンポーネントが異なっているように見える。おそらく、より高い最低地上高を可能にするための措置である可能性がありそうだ。
市販型では全輪駆動となるため、「911 4S」がベースとなると予想されるほか、パワートレインにハイブリッドも噂されている。911サファリのワールドプレミアは、2022年初頭に期待できそうだ。
ポルシェ 911 サファリ 開発車両 スクープ写真