JR九州へ並行在来線の維持を求めたい…赤羽国交相が西九州新幹線新鳥栖~武雄温泉間の整備で佐賀県へ歩み寄る

列車名が『かもめ』に決まった西九州新幹線の車両デザイン。
列車名が『かもめ』に決まった西九州新幹線の車両デザイン。全 1 枚

赤羽一嘉国土交通大臣は7月30日に開かれた定例会見で、西九州新幹線新鳥栖~武雄温泉間のフル規格整備問題について記者の質問に答えた。

赤羽大臣は、7月30日付けの西日本新聞朝刊で「フル規格で整備する場合は並行在来線を維持するようにJR九州に対して説得を進める」「佐賀県の財政負担の軽減も図る」と発言。新幹線と在来線を直通するフリーゲージトレインの導入がとん挫したことや、佐賀県が小さな県であることを顧みながら、整備新幹線のスキーム通りに並行在来線を廃止した場合「メリットの割に負担が多いという御意向もあるのではないか」と述べた。

一方で、関西と西九州を新幹線により短時間で結ぶことは、人流、物流両面でメリットが大きいことも理解してもらいたいとして、「懸案と思っていることについては、お互い知恵を出して、解決をして前に進めたい」と述べ、新鳥栖~武雄温泉間のフル規格整備を早期に実現するべく、佐賀県へ歩み寄る姿勢を改めて示した。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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