MINIのEV『クーパーSE』に改良新型、航続は最大234km…IAAモビリティ2021で発表へ

加減速はアクセルペダルのみのワンペダルで

新デザインのフロントグリルで表情一新

電力消費を最小限に抑えるグリーンルートを提案

MINI クーパー SE 改良新型
MINI クーパー SE 改良新型全 17 枚

MINIは8月4日、ドイツで9月に開催されるIAAモビリティ2021において、MINI『ハッチバック』のEV、MINI『クーパーSE』(MINI Cooper SE)改良新型の実車を初公開すると発表した。

写真:MINI クーパー SE 改良新型

MINIクーパーSEは、MINIシリーズに使われる「クーパーS」に、EVを示す「E」を組み合わせたネーミングとなる。ベース車両のMINIハッチバックには改良新型が発表されており、EVのMINIクーパーSEにも、デビュー以来、初の本格改良が施された。

加減速はアクセルペダルのみのワンペダルで

電気モーターは、フロントのボンネット内に搭載される。パワーエレクトロニクスやトランスミッションと一体のコンパクト設計とした。最大出力は184hp、最大トルクは27.5kgmを引き出す。0~60km/h加速は3.9秒、0~100km/h加速は7.3秒の性能を発揮する。最高速はリミッターにより、150km/hに制限される。

高電圧バッテリーは、12個のモジュールを持つリチウムイオンだ。蓄電容量は32.6kWhで、車両の床下にT字型にレイアウトされる。1回の充電での航続は、最大で234km(WLTP計測)を確保した。充電は、出力11kWのチャージャーを使って3時間半だ。出力50kWの急速充電ステーションなら、35分でバッテリーの80%の容量を充電できる。

ドライブモードは、トグルバーの右側にあるスイッチで選択する。4種類のドライブモードを用意した。スポーツモードでは、ステアリング特性がよりダイレクトとなり、ドライブシステムのレスポンスが向上する。グリーン+モードでは、航続を延ばすために、ヒーター、エアコン、シートヒーターなど、快適機能が制限または無効になる。

加減速は、アクセルペダルのみのワンペダルで行える。ドライバーがアクセルから足を離すと、すぐに車両は減速する。電気モーターが発電機の機能を果たし、運動エネルギーを電力に変換し、この電力を高電圧バッテリーに蓄える。

新デザインのフロントグリルで表情一新

エクステリアは、フロントを中心に変更を受けた。新デザインのフロントグリルは、従来よりも下方向に大型化されており、バンパーの下側まで延ばされた。最新のLEDテクノロジーを取り入れたヘッドライトを標準装備する。ナンバープレートホルダーとしても機能する中央のバンパーストリップは、従来のブラックからボディ同色に変更された。

側面では、サイドスカットルとアルミホイールが新デザインだ。このサイドスカットルには、LEDウインカーが組み込まれる。リアは、バンパーが新設計となり、英国の国旗をモチーフにしたユニオンジャックデザインのLEDテールライトを標準装備した。リアのLEDフォグランプは、バンパーに組み込まれている。

改良新型には、マルチトーンルーフが新設定された。このマルチトーンルーフは、サンマリノブルー、パーリーアクア、ジェットブラックなど、色のグラデーションが特徴だ。新しい塗装技術の「ウェットオンウェット」塗装プロセスによって、3つのカラーシェードを生み出すことが可能になったという。ピアノブラック仕上げのエクステリアを選択することもできる。テールゲートには、EVであることを示す黄色いアクセントが施される。

電力消費を最小限に抑えるグリーンルートを提案

インテリアは、コックピットのデザインが変更された。ダッシュボードは、エアアウトレットなどが新デザインだ。マルチファンクションボタンを備えた新設計のスポーツレザーステアリングホイールには、ヒーターが初めてオプション設定された。このスポーツレザーステアリングホイールは、キーパッドの構造が見直され、音声や通話機能、音声制御、先進運転支援システム(ADAS)の操作性が向上しているという。

ドライバー正面の5インチのカラーディスプレイには、マルチファンクションインストルメントディスプレイが装備された。センターメーターパネルには、新しいハイグロスピアノブラックサラウンド、8.8インチディスプレイ、最新のグラフィックスディスプレイを標準装備している。

デジタルディスプレイには、バッテリーの充電レベル、ドライブモード、運転支援システムの状態などの情報が表示される。さらに、航続やEVシステム、外気温、交通標識認識、矢印によるナビゲーションなども表示される。

「MINI コネクテッド」サービスには、ナビゲーションシステムなどが含まれている。ナビゲーションマップには、充電レベルに応じた航続を表示することができる。ルート案内が開始されると、最短ルートが表示されるほか、電力消費を最小限に抑えるグリーンルートも提案される。また、「eDrive」スクリーンには、現在のエネルギーの流れと航続に関する情報を表示する。さらに、快適機能を無効にしたり、回復力を高めたりするなど、航続を伸ばす方法を提示する、としている。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 人気ミニバンが2027年にも大進化へ! トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型は新開発1.5LエンジンHEVか?
  2. ダムド、ホンダ『N-VAN』用「トラックミラー」と「ルーフバイザー」を発表…純正超えの視野角とレトロデザインを両立
  3. ガソリン補助最高額「1リットルあたり51円」に、原油高で基金の“枯渇”も[新聞ウォッチ]
  4. 「かっちょええ!!!」「あまりにも美しい」光岡の新型オープン2シーター『LA1』がSNSで話題に
  5. 光岡の新型オープン2シーター、写真公開…正式発表は11月26日
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  4. ENEOS、米化学品メーカーTPC買収へ…ブタジエン生産能力で世界3位に
  5. TSMC第二工場隣接地で半導体クラスター支援プロジェクト、熊本で「NEX.PT」始動…永井運送
ランキングをもっと見る