2030年度にエネルギー密度2倍以上、次世代蓄電池開発計画を策定 経産省

次世代蓄電池・次世代モータの開発」プロジェクトの社会実装計画
次世代蓄電池・次世代モータの開発」プロジェクトの社会実装計画全 1 枚

経済産業省は8月3日、グリーンイノベーション基金事業として実施する「次世代蓄電池・次世代モータの開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画を策定したと発表した。

電動車の蓄電池の研究開発目標は2030年にパックでの体積エネルギー密度が現行の2倍以上となる700~800Wh/L以上の蓄電池(高容量系)、2030年にパックでの出力密度が 2000~2500W/kg以上で体積エネルギー密度が200~300Wh/L以上の蓄電池(高入出力系)。これを実用化するための要素技術・生産技術を確立する。コストでは液系リチウムイオン電池で2030年までの早期に蓄電池パック価格1万円/kWh水準を目指す。

また、コバルト、黒鉛などの特定国依存度の高い材料の使用量を低減することを可能とする材料技術、材料製造時の温室効果ガスを大幅に低減する生産技術の開発を目指す。

電動車向けモーターは航続距離を拡大するため、平均のモータシステム効率として85%以上の実現を目指す。同時に、幅広いモビリティ領域の電動化を可能とするため、モータシステムの小型軽量高出力化の目標としてモータ単体で8.0kW/kg、モータシステムとして3.0kW/kgの出力密度を目指す。コストについては画一的な目標は設定しない。

今回開発に取り組む蓄電池とモーターの実用化と普及によってCO2が2040年に約2億6000万トン、2050年には約9億4000万トンの削減効果を予想する。

ベースとなるEV(電気自動車)とPHV(プラグインハイブリッド車)の普及台数は2040年にEVが4億1100万台、PHVが1億8400万台、2050年にEVが9億1100万台、PHVが3億4200万台と予測する。

これらを実現するため、高性能電池開発での試験プラントの建設や運転や、モーターの開発費用などへの補助金を手厚くして実用化を支援する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『N-WGN』次期型はどう進化する? “ヒンジドア軽ワゴン”の魅力を磨く
  2. スバルはなぜMTを捨てないのか? 2027年までに登場、次期『WRX』『BRZ』「新型スポーツハッチ」の姿とは
  3. レクサス『RX』大幅改良へ、新デザイン判明!…フロント刷新&内装進化
  4. 日野『プロフィア』リコール 火災のおそれ
  5. ダイハツ『ムーヴ キャンバス』と『ムーヴ』を一部改良、特別仕様車も発売…136万9500円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  2. 山岳トンネル工事でロックボルトを自動打設、三井住友建設が「離れteロック」開発…俵山・豊田道路第2トンネル工事に導入
  3. ヨコオ、電波暗室を中国・東莞に新設…アンテナ評価を現地完結へ
  4. タイヤは「黒いゴム」じゃない! ブリヂストンが明かした性能を決める原材料の秘密
  5. 日立エナジー、空飛ぶクルマ向け電力インフラ整備へ…Eve Air Mobilityと覚書締結
ランキングをもっと見る