映画『僕と彼女とラリーと』完成披露上映会…WRC開催の愛知・岐阜が作品舞台

『僕と彼女とラリーと』完成披露上映会 (C) 2021『僕と彼女とラリーと』製作委員会
『僕と彼女とラリーと』完成披露上映会 (C) 2021『僕と彼女とラリーと』製作委員会全 5 枚

順調とは言えない毎日、幼い頃から抱く父への不満、心に燻る微かな想い。父の死をきっかけに繋がり始めた希望に向かって、アクセルを踏み込んだ---。劇場映画『僕と彼女とラリーと』の完成披露上映会が8月25日、東京のイオンシネマ板橋にて開催され、主演・森崎ウィンが登壇した。

2021年11月開催予定の「FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦フォーラムエイトラリージャパン2021」のレース会場となる愛知県豊田市、岐阜県恵那市が作品の舞台。過去の確執と向き合い乗り越えようとする若者の“新たなチャレンジ”と、“故郷の仲間たち”との繋がりを描き出す『僕と彼女とラリーと』。

父親との確執から将来に迷う主人公の青年・北村大河を森崎ウィン(『レディ・プレイヤー1』、『蜜蜂と遠雷』)、大河の幼馴じみで自身のアイデンティティーに添い地元で暮らすシングルマザー・美帆を深川麻衣(『おもいで写眞』、NHKテレビ『青天を衝け』)が演じる。監督・脚本は塚本連平(『今日も嫌がらせ弁当』)。

完成披露上映会では、観客の座席を通り抜ける形で、劇中のレーシングスーツを着た森崎が登場。「今日という日を迎えられてホッとしている。(レーシングスーツを)約1年ぶりに着たが、これを着るとどこかで『ヤリス』が待っているのではないのかと思えて、やる気が出る。が、このスーツでお客さんと同じ場所を通って来たので恥ずかしかったです(笑)」とコメント。

トークはラリーカーの話題に。撮影で実際にラリーカーに乗った森崎は、「撮影に入る前にプロに乗せてもらったが、めちゃくちゃ楽しかった。ハンドルさばき、アクセルなど、身体にかかってくる重力を感じることができて、とても楽しく、ずっと叫んでいた(笑)」。また『レディ・プレイヤー1』ではガンダムに乗った森崎、ラリーカーとの乗り心地の違いを聞かれると「できればどっちでもいきたいかな」と。

そして8月20日に31歳を迎えた森崎にバースデーサプライズ、ラリーの勝者が表彰式でシャンパンファイトをすることにちなんだシャンパンと、劇中で着用されていたものと同じデザインのヘルメットが登場。どちらも映画オリジナル仕様だ。「嬉しいんですけど、シャンパンは大きくて家の冷蔵庫に入らない(笑)」。

<ストーリー> 大学入学を機に上京し役者をめざす大河(森崎)は、地元で暮らす幼馴染の美帆(深川)から父(西村まさ彦)の急死を知らされる。父はラリーで数々の栄誉に輝いたメカニックで、豊田市の外れで「北村ワークス」を営んでいた。しかし大河は、幼い頃死別した母を想い、家庭を顧みなかった父を今も許せていない……。地元で、シングルマザーの美帆や、父が若き日にともにラリーをめざした親友・宮本武蔵(竹内力)、路頭に迷う北村ワークスの従業員(田中俊介、小林きな子、有福正志)、エリート銀行員の兄(佐藤隆太)と向き合ううちに、大河は父の思いに気づき、自分自身と仲間たちの再起をかけてラリーにチャレンジしようと決意する。

『僕と彼女とラリーと』は9月24日(金)より愛知・岐阜の一部劇場で先行公開、10月1日(金)より全国公開の予定だ。配給はイオンエンターテイメント / スターキャット。

《高木啓》

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