485系の生き残り、盛岡の『ジパング』が引退へ 10月10日にラストラン

9月に通常運用を終了する『ジパング』。
9月に通常運用を終了する『ジパング』。全 8 枚

JR東日本盛岡支社は8月31日、盛岡車両センターに配置されている団体用車両『ジパング』の通常運用を9月26日限りで終了すると発表した。

同車は、2012年4~6月に展開された「いわてディスティネーションキャンペーン」を機に登場した4両編成で、先頭車の2両は高崎支社のお座敷車両『やまなみ』を、中間車の2両は津軽海峡線の特急『白鳥』などで運用されていた485系3000番台を転用したもの。

通常運用終了後は、10月10日にラストラン列車「ありがとうジパング」が盛岡~一ノ関間で運行され、時刻は盛岡9時47分頃発~一ノ関11時10分頃着・12時24分頃発~盛岡13時51分頃着。

旅行商品として運行され、往復各140人を募集。旅行代金は片道大人7700円・子供6500円。子供単独での乗車はできない。申込みは9月2日14時から9月6日23時59分まで、びゅうトラベルサービスのウェブサイト「日本の旅、鉄道の旅」で受け付ける。

現在、485系は団体用の改造車のみがJR東日本に残っているが、『ジパング』の廃止により、残るは高崎車両センターに配置されている『華』『やまどり』のみとなる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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