豪雨による道路冠水や通行止めリスクを提供、建設技術研究所が新サービス開始

提供画面の例(道路冠水想定箇所の場合)
提供画面の例(道路冠水想定箇所の場合)全 3 枚

建設技術研究所は、頻発するゲリラ豪雨や集中豪雨時の移動や経路選択を支援する、通行止めリスク提供サービスを開始した。

近年、ゲリラ豪雨・集中豪雨が頻発。国土交通省の資料によると、時間50mmを超える豪雨の発生は、30年前の約1.4倍に増加し、路面冠水の発生も直轄国道だけで年間平均259回となっている。

建設技術研究所では、これまでゲリラ豪雨・集中豪雨時の雨量予報や浸水リスクなどの水災害発生リスク情報をリアルタイムにマップ上に表示するサービス「RisKma」を提供している。今回、このRisKmaサービスに道路冠水想定箇所や事前通行規制区間のデータを組み込み、道路の冠水や雨量による通行止めが発生する可能性(通行止めリスク)を提供するサービスを開始した。

通行止めリスク提供サービスは、国土地理院が公表している「重ねるハザードマップ」に掲載されている一般道路の「道路冠水想定箇所(全国約4400か所)」、「事前通行規制区間(同約2800区間)」の情報を網羅している。さらに、これに掲載されていないものの、各自治体が公表している道路冠水想定箇所や事前通行規制区間の情報も追加。36時間先までの降雨予測に基づき、各箇所・区間で時間雨量/連続雨量の基準値を超えると予測された場合に、通行止めリスクありとして、地図上に表示する。

本サービスは、ゲリラ豪雨・集中豪雨時の的確なルート選択を支援し、移動・物流の到着時刻遅延や車両の冠水事故の未然防止などに有効だ。なお当面の間は、試行期間として、申込みがあった法人等への限定公開(無償)。ここで得られた知見をフィードバックさせ、一般公開に向けて取り組んでいく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  5. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る