レンジローバー スポーツ SVR、トヨタ プラド とチェイス…『007』最新作

1983年から続くパートナーシップ

V8スーパーチャージャーは最大出力575hp

市販車をベースにサスペンションを特別チューン

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に起用されるランドローバー・レンジローバー・スポーツ SVR
映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に起用されるランドローバー・レンジローバー・スポーツ SVR全 12 枚

ランドローバーは9月14日、『レンジローバー スポーツ』(Range Rover Sports)が映画『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(10月1日公開)に起用されると発表し、映画内のスタントシーンの舞台裏を紹介した映像を公開した。

1983年から続くパートナーシップ

ランドローバーは1983年、『007』シリーズとパートナーシップを結んだ。『レンジローバー・コンバーチブル』が『007オクトパシー』に登場したのが始まりだ。2012年に公開された『007スカイフォール』では、オープニングシーンにおいて、エージェントのイヴが運転する車両に、『ディフェンダー110ダブルキャブ・ピックアップ』が起用された。

また、2015年に公開された24作目の『007スペクター』でも、パートナーシップを継続した。ランドローバー史上、最も速くパワフルなレンジローバー スポーツSVRをはじめ、コンセプトカーのジャガー『C-X75』、オフローダーの『ディフェンダー・ビッグフット』の合計3台が、作品に登場している。

中でも、ディフェンダー・ビッグフットは、37インチの巨大タイヤを履いたワンオフモデルが、起用された。ジャガー・ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が、作品のためにワンオフモデルの製作を手がけている。

V8スーパーチャージャーは最大出力575hp

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に起用されるレンジローバースポーツは、シリーズの頂点に立つ高性能グレード、レンジローバー スポーツSVRだ。

5.0リットルV型8気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンは、最大出力575hp、最大トルク71.4kgmを獲得する。0~100km/h加速4.5秒、最高速283km/hとSUV屈指の性能を備えている。

レンジローバー スポーツSVRには、スポーツサスペンションを標準装備した。最適化されたサスペンションにより、滑らかなドライビングと優れたコーナリングパフォーマンスを発揮するという。

市販車をベースにサスペンションを特別チューン

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に起用されるレンジローバー スポーツSVRは、ジャガー・ランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が、再び開発を担当した。

特別にチューニングされたサスペンションは、快適さを損なうことなく、レスポンスに優れた取り扱い性と緻密なコントロール性を実現するのが狙い。SVOのエンジニアによって、チューニングが進められた。

アイガーグレイで塗装された2台のレンジローバー スポーツSVRには、ナルビックブラック塗装の22インチアルミホイールと、グロスカーボンファイバー仕上げのフロントフェンダーベント、アンダーバンパーインテーク、グリル、ドアミラーをセットしたオプションの「カーボンパック」を装備した。

オプションの軽量なSVRカーボンファイバーベントボンネットは、映画に登場する車両は、ボディ同色仕上げ。ボンネット中央部分がカーボンファイバー素材むき出しとなる仕上げも選択できる。

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のスタントシーンは、2010年の映画『インセプション』でアカデミー視覚効果賞を受賞した特殊効果コーディネーターのクリス・コーボールド氏と、スタントコーディネーターのリー・モリソン氏が率いるチームが担当した。

ランドローバーは、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でのレンジローバー スポーツSVRによるスタントシーンの舞台裏を紹介した映像を公開した。2代目トヨタ『ランドクルーザープラド』(1996~2002年)とのサイドバイサイドのカーチェイスシーンを見ることができる。

《森脇稔》

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