いすゞ自動車は10月14日、『ギガ』など4車種1万4000台について、排出ガス発散防止装置(差圧センサ)に不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。
対象となるのは、いすゞ『ギガ』『フォワード』『エルフ』、UDトラックス『コンドル』の4車種で、2017年5月25日~2019年10月28日に製造された1万4159台。
対象車両は、排出ガス発散防止装置にて、差圧センサに組み付ける差圧ホースの材質が不適切なため、ホースから放出されるヨウ素により差圧センサの回路が腐食し断線するものがある。そのため、エンジン警告灯が点灯し、EGRバルブの制御を停止することにより排出ガスが基準値を満足しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、差圧ホースを対策品に交換し、差圧センサを新品に交換する。
対象車両不具合は90件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。