モノレール浜松町駅の改築が本格化…交通結節機能強化へ 2029年12月竣工予定

これは、2013年3月に決定した都市計画で、東京モノレール、JR東日本、世界貿易センタービルディング、鹿島建設が進めている「都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)」の一環として行なわれるもの。
この計画では、JR浜松町駅の西側をA・B・Cの3街区に分けて再開発。A街区では1970年に竣工した世界貿易センタービルが2021年6月に閉館しており、解体後は高さ235m、地上46階建ての超高層新ビルが建設される。
一方、世界貿易センタービルの東側に隣接するモノレール浜松町駅については、1964年の開業以来、単線での乗入れが続いており、構内は乗車用と降車用のホーム各1面のみのため、激増する輸送量に対応できなくなっていた。
そこで改築により2階と3階に分かれている改札口を3階に集約。3階には歩行者広場を設け、1階にあるバス、タクシー、地下鉄乗り場との往来をエスカレーターや階段を通してスムーズに行なえる新たな縦動線を「ステーションコア」として整備することで、乗換利便性の向上や交通結節点としての機能向上を図るとしている。
新駅舎の工期は8年3カ月で、2029年12月に竣工する予定。
<おわび> 当初、複線化の予定としましたが、今回の発表に複線化の計画は含まれていません。訂正して再出力いたします。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》