東武が2030年度までにCO2を5割削減…日光・鬼怒川エリアは2022年度に脱炭素へ

再生可能エネルギーによる電力で運行される500系『リバティ』。
再生可能エネルギーによる電力で運行される500系『リバティ』。全 4 枚

東武鉄道(東武)は11月4日、2030年度に二酸化炭素(CO2)排出量を2013年度比で約5割削減できる見込みになったことを明らかにした。

東武では、4月に政府から宣言された2030年度の温室効果ガス46%削減目標に応じ、省エネ車両への置換え、保有車両数の適正化、駅や車両などのLED化、高効率変圧器への更新を積極的に推進する計画を立てており、再生可能エネルギーの積極的な活用も視野に入れる方針を示している。

その一環として、2022年度中には、日光線(下今市~東武日光)と鬼怒川線(下今市~新藤原)で運行する列車や駅などで使用する施設、浅草発着の100系『スペーシア』や500系『リバティ』で使用する電力を、化石燃料を使用せずに発電したことを証明するFIT非化石証書付き電力に置き換えるとしている。

この電力は東京電力エナジーパートナーを通して供給を受けるが、一部については東武グループによる太陽光発電由来の環境価値が付いた電力も活用し、地域の脱炭素化に貢献するとしている。

なお、日光・鬼怒川エリアでは蒸気機関車牽引の『SL大樹』、ディーゼル機関車牽引の『DL大樹』が運行されているが、これらについては、必要最低限のCO2排出量に応じて削減活動への投資を行なう「カーボン・オフセット」の導入を検討するとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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